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千枚に 千の願いや 春の絵馬       青山 比呂子

毎日難儀なことばかり

泣き疲れ眠るだけ

そんなのダメだと怒ったり

これでもいいかと思ったり

風が吹けば消えそうで

おちおち夢も見られない

・・・

日に日に世界が悪くなる

気のせいかそうじゃない

そんなじゃダメだと焦ったり

生活しなきゃと坐ったり

夕日がとても綺麗だね

野垂れ死ぬかもしれないね

・・・

黄昏の街 西向きの部屋

壊さぬように戸を閉めて

落ち込まないで諦めないで

君のとなり歩くから

今夜も散歩しましょうか

歌:ハンバート ハンバート「笑ったり 転んだり」 作詞・作曲:佐藤 良成

毎年、新年を前に手帳を新調する。何十年も続けている習慣だ。高橋書店、日本能率協会、ほぼ日手帳、ファイロ・フアックス、元祖システム手帳・・。NHK職員手帳、議員秘書が年末年始の挨拶代わりの国会手帳。活字離れの時代に、手帳の売り場は毎年ブームを拡張中だ。スケジュールの入力だけではない、手帳を開きその自分の文字を読み返すだけでどれほど時が流れても当時の生々しい自身の心がよみがえる。元日はその意味で、手帳とカレンダーを変え松飾で形を整えるのだがこの頃は年賀状も形ばかりで心が伴わない。自身にとっての一年の区切りはやはり、春だ!とやっと気が付いた。出発は四月の春。それでいいのだ。

    

おもしろや 今年の春も 旅の空         松尾 芭蕉
  
 

銀河系宇宙に 春の乳歯かな           石母田 星人
 


てくてくてく 春があぜ道 やって来る      三浦 茉莉 


飛ぶように 宝の春の 過ぎゆけり        望木 俔東子 


美濃うらら 泣かせ上手な 紙芝居屋       林 蔦江


一を知って 二を知らぬなり 卒業す     高浜 虚子

毎年の手帳には、ささやかな引継式がある。11年前の五月に重篤な疾患が見つかり眼科の名医の先生にお世話になった。右眼の中心静脈が大量出血して一時は最悪の状況を覚悟した。しかしレーザー凝固で止血し新薬の眼球注射で視力は回復し、奇跡的に発病前の視力を維持している。3か月ごとに検診して下さる医師は驚きを隠さないが、私はその災厄を越えさせていただいた感謝と治療経過を克明にメモして手帳のページに張り付けている。去年今年(こぞことし)貫く棒のごときもの(正岡子規)、何があっても忘れない。忘れられない春だ。感謝の対極は”当たり前の感情”だと言い聞かしている。もちろんそれを忘れる失敗もある。頑固になり、固執して他を恨む。怠惰になり投げやりになる自分、夜は悪い夢を見る。しかし、その負の感情ときっぱり決別するのではなく、それをしっかりと抱きしめながら人生の旅に出る。春四月は再出発の季節だ。

                              

大晩春 泥ん泥泥 どろ泥ん            永田 耕衣 


拭きあげし 車椅子にて 卒業す          梶山 神路         



          
日雇の 母見つづけて 卒業す           澤野 純子      


ランドセルにも 礼言って卒業子         天川 ひで子
 


   

妻欲しや 遍路二人で してみたや        石渡 魚風 

西向きの狭い部屋でも良い。古くなって建付けの悪い家具に囲まれても文句はない。日々の不安や混乱に翻弄され追い詰められても、元に戻れる自分になりたい。食う寝るところ、屋根と壁があり雨つゆしのぐ居場所がある・・。当たり前にならぬようもう一人の自分に自身に声をかけていく。当たり前になると、目に見えない心の荷物が重くなる。歳を重ねることは、下りのエスカレータに乗っているようなもの、と気が付く。覚悟して乗り換える!春だから、春だからこそ出発を誓う。四季の始まり、一年の始まりだからこそ生まれ変わって・・・春立ちぬ!


八百万(やおよろず)の 一つのさくら 咲きにけり   幡宮 姫佐子


遺伝子に 刷り込まれたる さくらかな         鳥海 美智子
 

山又山 山桜又山桜                  阿波野 青畝


お地蔵様 菜の花百本 たてまつる           田中 徳子



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街頭紙芝居”鷲塚コレクション”が「横浜市有形民俗文化財」に指定。時代を越えて大切に継承させていただきます!

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横浜歴史博物館には”横浜最後の街頭紙芝居師”といわれた故・鷲塚隆さんが寄贈された”街頭紙芝居”253巻と”自転車舞台他”の貴重な資料が市民の財産として、保存されています。それらが平成27年11月13日、横浜市有形文化財に指定されました。全国でも数少ない紙芝居遺産の快挙です。加えて、貴重な紙芝居のレプリカを作り市民に公開・上演することで保存している施設はこの横浜以外にないと伺います。関係者の皆様の尽力に心から感謝いいたします。鷲塚さんから「金儲けに使ってはいけないよ」「世のために人のために使って」と電話で、私の紙芝居利用を許諾していただいた時のことは、忘れられません。感謝で、感謝で次代の横浜市民に継承させていただきます。



     


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 紙芝居なつかし亭の世界へご案内


なつかしい時代の風をお届け

 
今から半世紀以上も前”昭和”の時代。お金やモノは豊かではなかったけれど、こころはいつも、あたたかった。そんな時に子ども達の歓声に混じって聞こえてくる拍子木の音。カチ、カチ、カチーン・・。街頭紙芝居のオジサンのあの声、あの紙芝居。さあ、なつかしい紙芝居の世界にご案内します



夕焼け.jpg

    夢は壊れて 夢と知り

 
    愛は破れて 愛と知り

 
    時は流れて 時と知り

 
    友は別れて 友と知り

           阿久 悠



なつかし亭HPが全国の「QHM100選」に登録!! 

 全国のQHMソフトで制作したホームページの中から100本のHPを選定した「QHM100選」に平成23年8月16日に、なつかし亭のHPが登録されました。評価・選定してサイトに掲載し、その後の管理をされているのは「千葉県柏市藤心(ふじこころ)パソコン倶楽部」(http://fujigopc.chu.jp)代表森崎さん。いち早くQHMの操作性と手軽さに注目して全国に普及するため「パソコン倶楽部」のネットワークを組織して、地域はもとより多様な分野でHP制作の支援を行っています。「QHM100選」もそのボランタリーな活動のひとつ。なつかし亭も森崎先生から多くのご指導をいただきました。すでに掲載されている先輩のHPに比較するとスタートしてまだ3カ月の、なつかし亭HPは多くの欠点が目立ちます。森崎代表の励ましと今後の期待を込めての今回の登録と考え、これからもHP作りに精進します。大変ありがとうございました。(平成23年8月24日)


なつかし亭紙芝居巡業日記

平成25年12月15日から「巡業日記ブログ」にアクセスカウンターが付きました。開始から半年後のカウントスタートです!!トップページのアクセス数以外に直接、巡業日記だけを見てくださる方のカウントです。ありがとうございます!