冬のケヤキが輝く、博物館で紙芝居!

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 夏、秋そして冬と装いを変える”府中の森の博物館”のエントランスホールに自転車舞台を置いて紙芝居です。新感染症への厳重な感染予防対策が継続する中ですが家族やご年配の方々が森の散策やプラネタリウムに訪れます。特に冬の寒風に向かって屹立するケヤキの立ち姿は魅力がいっぱいで、「頑張るぞ!」「負けないぞ」と私たちを励まします。
 この日の紙芝居は、子ども達と年配の方のお客様のバランスが良く、絶妙の間合いで上演が出来ました。売り手と客、上司と部下、そして夫婦など人と人の距離感が間合いです。紙芝居もリズムとテンポが変化するわずかな“間(ま)”がその距離感を近すぎず、遠からず保ちながら、良き間合いを生み出します。私の場合には暗中模索の中から自分なりの間合いを作ってきましたが、最近その中心となる基本の声が”痩せて”きていることに気が付きます。深刻です。新感染症の影響で上演回数が激減していることもありますし、年齢的な衰えもあるかもしれません。しかし、演じることに努力を重ね、間合いに工夫をして取り組みます。
 この2回の上演で60名以上のお客様。演目は教育紙芝「やせためんどりとキツネ」「かさじぞう」。街頭紙芝居は「丹下左膳」「天満の怒り」他。その中で、年配の方が「70年ぶりに街頭紙芝居を見ました!」「この続きはどこで見れますか」との感想が寄せられたとのこと。嬉しいです。感激です。冬のケヤキに負けずに、もうひと頑張り!と自分に声をかけました。