港北図書館紙芝居、ありがとうございます
2月の港北図書館紙芝居に巡業しました。2月担当の”ヒゲの紙芝居オジサン”大森厚先生に交代していただきました。いつもいつも、大森先生にはご迷惑をおかけしています。その分、頑張ろう!と取り組みました。約40人のお客様を前に演じたのは、前回の続き「ジャングル大帝(第2巻)」「エメリアンとたいこ」そして鷲塚隆師匠寄贈の街頭紙芝居「風雲流五郎(第10巻)」です。お客様は子どもと大人の皆さまです。子どもだけでない、大人の皆さまにも見ていただける紙芝居を目標に演じる”なつかし亭”ですが、紙芝居はきちんとお伝えできたでしょうか。
お客様の中に保土ヶ谷区の民話や伝承をテーマとした創作紙芝居に取り組む”「ほどがや」えかたり~べ”の門脇るり子さんがいらっしゃいました。藤岡さんと共にいつも前向きに取り組まれる姿に本当に頭が下がります。ありがとうございます。またご家族がイタリアの大学で教鞭をとり日本の紙芝居に強い関心があるという、日本人のご婦人が見て下さいました。お客さまにもインタビューされ、舞台の前で見ていた小学生からもヒヤリング。「紙芝居は面白かったですか?」「どこが面白かったの?」「それはなぜですか?」。紙芝居を正座して最後まで見て下さった小学生の少年は答えていました。「紙芝居は面白かったです」「1枚づつ絵を見せて、人間の声で語るところが面白かった!」と。
本当に素晴らしいお客様です。プロの同業者でも、そこまでの洞察力を持ち、魅力を素直に語ることのできる方は多くはありません。ありがとうございます。もう一人忘れられないお客様は9か月の幼児を同伴したご夫婦です。最初泣いた幼児はその後最後まで見て下さいました。チャンバラの大活劇も、エメリアンのたたく太鼓の擬音にも泣きません。以前にも見て下さったとのこと。私は1年前の3月に、初めて生後5か月の幼児を前に紙芝居を上演しました。やさしい紙芝居を選び演じましたが、泣かれました。そしてその後は笑顔で見てくれました。そのお子さんは、成長して今は1年4か月。今度また紙芝居上演に挑戦してみたいと思いました。
嬉しい春はもうすぐです。冬の厳しい寒さがあってこそ春の訪れはまぶしく、心も浮き立ちます。紙芝居、頑張ります!
(来月の3月17日(土)の港北図書館紙芝居は、地方へ出向くため休演となります!申し訳ありません。4月の第3週土曜日にお会いしたいです)