月1回の紙芝居の”修行道場”に巡業です

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 紙芝居の上演場所は、常に向上のための場所でもあります。演者の完成度と満足度の比率は、いつもお客様のそれに比例するとは限りません。演じ手の思いが、紙芝居が受けない時に反対に深まることがあるからです。何とかこの皆さんに喜んでいただきたい!と取り組む中に、欠点や努力不足を気づき勇気いっぱいの心が湧き上がるからです。そのような上演場所が西区内にあります。子ども達や保護者達が集うこの場所で休憩の待ち時間に手遊びやエレクトーン演奏のグループと紙芝居をさせていただいています。
 毎回お客様の年齢は異なり保護者との組み合わせもさまざまです。泣きだす子どもや駆け回る子どもを前に上演する紙芝居。それは本当に貴重でいつも私の原点を思い出させてくれます。特に今日は、舞台の前に座ってくれた3人の幼児を前に「ジャングル大帝(第3巻)《最終巻》」と他にもう1本を演じました。きびしい試練を越えて、父の活躍したパンジャの森の若き帝王として、多くの動物たちを守るために立ち上がる”ジャングル大帝レオ”。その最後に、子ども達に呼びかけます。「これからレオはさまざまな困難を負けない心で越えて、強くやさしく成長していきます」「今度みんなとまた出会う日まで、みんなもレオに負けずに困難を越えて行こうね!」
 付き添いの若いお父さんが、声をかけて下さいました。「おもしろかったです」「どうもありがとう!」。いいえ、こちらこそ感謝です。日々の紙芝居活動の中で、当たり前になりがちな拍手や感謝の大切さをまた新たにさせていただきました。こちらこそ、本当にありがとうございます!