足立区北千住の「大黒湯」に巡業
江戸時代に定められた江戸と主要都市を結ぶ「五街道」。その奥州街道と日光街道の日本橋から最初の宿場が”千住の宿場”です。下町情緒と歴史が今も街角に漂います。
そのエリアの中心、北千住駅から旧街道の”宿場通り”を歩いて10分、神社仏閣を連想する豪壮な「大黒湯」が今日の会場です。お客様は20人ほどで、街頭紙芝居を街角で追いかけた”昭和の現役世代”が集まりました。
開始前から「なつかしい~」「飴が買えない時は一番後ろで見たよ!」「オジサン!若いネ~」と本当に盛り上がってくださいました。このような雰囲気の時は教育紙芝居、街頭紙芝居のどんな演目でも喜び、笑ってくださいます。時間がたちまち過ぎて結局、上演したのは「たのきゅう」と「風雲流五郎(第18巻)」の2巻と数問のクイズだけで、30分以上です。
しかし主人公に迫る危機、絶体絶命のピンチで終わるラストの街頭紙芝居ですが「早く続きを見ないと忘れちゃうよ!」と次回の念を押されました。”紙芝居も面白いけど語りもよかった”と嬉しいコメントもいただきました。日頃から”会話部分”だけでなく落語で言う”地噺”、説明や語り部分の表現を推敲し入れ替えて取り組んでいますが、教育紙芝居の「たのきゅう」にもそれが良い結果につながったと思います。いつもお世話になる”足立区地域包括ケア推進部”の吉井さんにコーヒ牛乳をご馳走になりました。子どもの頃銭湯の後に飲んだコーヒー牛乳が忘れられません。その味を思い出す、なつかしい紙芝居の巡業でした。ありがとうございました!