ご町内のデイケア「ふだんぎ絆」で紙芝居
関東地方はつかの間の梅雨の晴れ間です。午後からは日差しものぞきました。このユニークなご町内の「ふだん着絆(きずな)」の紙芝居も2年目の夏を迎えます。お元気な顔見知りの方々が毎回20人近く見て下さいます。
今日の演目は「ジャングルボーイ(11巻)」「夜叉頭巾(16巻)」と「なぞなぞクイズ」、そしてもう1巻故・鷲塚隆師匠が横浜市歴史博物館にご寄贈された「鷲塚コレクション」の紙芝居の中から「愛の山河(20巻)」を3年ぶりに上演しました。この物語は、20巻~29巻(完結編)までしか残されていません。しかし不思議にこの残された貴重な10巻の物語が”起承転結”を構成しテーマとしても完結しているため鷲塚師匠も気に入って上演されていました。もちろん私も大好きな紙芝居の一つです。
全体の3分の1だけが残された街頭紙芝居。しかしそれが昭和の戦争を背景に、夫婦の情愛や兄弟間の葛藤そしてやくざ社会と堅気の世界の衝突を戦後の福岡県直方(のおがた)地方の風土と共に、生き生きとした筆力のある絵で伝えてくれます。昭和から平成、そして令和と時代が変わりますが、私たち日本人の原点の一つかもしれません。これから1年この紙芝居を読み進めていきます。
いつも変わらずに応援して下さる三枝町内会長はじめ席亭の山崎さん、そして皆様どうぞよろしくお願いいたします。