梅雨明けのラスサタ紙芝居に巡業です

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 六月に異例の梅雨明けをした横浜。真夏の暑い日差しがまぶしい週末です。ラスサタ紙芝居は、今月も”街頭紙芝居デビュー講座”を卒業した受講生が出演しました。”鶴之屋亀輔”、”防波堤一路”、そして”あややさん”に加えて”ちょこちゃん”が飛び入り参加して盛り上げてくれました。

 この数か月のラスサタデビューは、昨年の「デビュー講座」の「実践・実習編」と考えて組んできました。限定された時間内に演目や芸風の異なる方々との共演の中で個性を発揮して相互に補完し、紙芝居の高みを目指すことは言葉ではなく、まさに実践です。私も路上で生業としての紙芝居を続けた紙芝居の先達の方々、故・鷲塚師匠の背中を思いながら今日の巡業を終えました。

 お客様は第1回が48人、第2回が45人、最終回が38人とのことです。でも参加人数の多寡ではなく、お客様一人ひとりにお声をかけ目線を合わせて紙芝居を続ける先に一人の心に届く紙芝居があるかもしれません。表面的な形式的な修辞ではなく、”コミュニケーションツール”としての紙芝居。すべてこそぎ落とした言葉の先に、力強く躍動する紙芝居の心臓の鼓動が伝わってきます。暑さに負けずに、この夏の厳しい季節にこそ深めたいです。

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