府中市郷土の森博物館、猛暑の中紙芝居巡業です!
横浜市歴史博物館と同様に府中市博物館も新感染症のため休館とイベント自粛を続けていましたが、今日から街頭紙芝居がスタートです。府中市は小中学校の夏休みが、これから始まるとのこと。期間は1週間と短い休みですが博物館は夏を楽しむ家族連れが目立ちます。
会場の常設展示室の一角にビニールの遮蔽版を設置し、私はフェイスシールドで更に対策を整えました。1回目、2回目と紙芝居のお客様は4割が子どもたちです。そのため急遽、演目を「虎の恩返し」(画:渡辺享子)、「小僧さんのお経」(原作:新美南吉、画:岡野和)など客層に合わせて旧盆にちなむ内容に差し替えて、街頭紙芝居のチャンバラ時代劇や漫画で構成しました。でも、これまでの顔見知りの親子連れや年長者、障がい者グループの方々の顔は見えず当方も緊張したのでしょうか、”固い”紙芝居になってしまいました。
久しぶりの紙芝居となりましたが担当の本間学芸員さんが館内に多数の告知ポスターを掲出し、また館内放送でも「各地で活躍中のなつかし亭の”名調子”をぜひお聞きください!!」と”盛り盛り過ぎ”のご案内で、合計45人を超えるお客様がおいで下さいました。本当に赤面です(でも嬉しい!)。これにめげず、臆せず、この夏の経験を次回に生かしてまいります。次回の10月公演は展示室の改修工事のため、しばらくはロビーに会場を移して自転車舞台を持参しての紙芝居を予定しています。その頃には郷土の森のケヤキの大樹も美しく色づいていることでしょう。