久しぶりの歴博紙芝居へ。拍子木片手に巡業開始!

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 8月1日。新感染症の蔓延・拡大で平成から令和へと移る時代は大きく変わりました。混乱と不安が今も時代をおおっています。でも少しづつ、一歩づつですが新しい試み、挑戦が始まっています。
 横浜歴史博物館でも『おもしろいぞ紙芝居』が十分な感染防止対応と緊張感をもって始まりました。ちょうど1年前に耐震補強工事が始まって長期休館、そしてそのまま新感染症対応の活動自粛・休止が続きました。でも今日から、また”はじめの一歩”。その初日になつかし亭も久々の巡業です!
 会場は来館者一人づつ体温測定、調査書記入そして入念な手指消毒して1.5m間隔の椅子に着席。出演者はフエイス・シールドで大型スクリーンを通して街頭紙芝居を上演しました。
 私の最初の演目は、江戸川区虎骨の永田為春先生から歴博が譲り受けた「平和への祈り」第1巻です。昭和20年8月6日の原爆で孤児となった少女の悲しみを超えて成長する、少女物語です。今から65年以上前の作品は惨劇の描写も裏書も激しいものがあり、場面を”抜いた”り、表現を言い換えてしっかりと上演しました。刈田学芸員に同行して「歴博でいつまでも守ります!」と、永田先生からお譲りいただいた日のことを思い出しました。
 この日は1日6回の公演。うち4回は、”ニコニコ亭みゅうみゅう”さんの創作風街頭紙芝居「マユミと小人」のお手伝いです。「悪人」「小人」「貧乏神」に加えて金運や芸能ご利益系の神々様の役を演じました。”私だったらどう演じるか?”いつもそう考える私ですが、この日は考えるよ時間がなく、”演しながらどう演じるか”を考えました。
 私が独演した第2回目の上演(「天馬の怒り」第1巻)の後、年配のお客様から声をかけていただきました。「子どもの頃ずいぶん見た」「そのオジサンより全然上手よ」と。嬉しかったです。うれしくなって「お小遣い差し上げましょうか?」と聞くと「持ってる!!」と。第1回の初日。お客様6公演の合計が38名でした。”お先に勉強させていただきました”