足立区千住の北、青井六丁目「太平湯」に巡業!

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 北千住から荒川を越えて「大平湯」で紙芝居。昨年、4月以来の再訪です。コロナ規制継続の中、定員8名のお客様とスタッフさんは新しい方々です。今日はなつかし亭のホームページの話題から始めました。
 紙芝居に特化したなつかし亭のHPは、更新もままならない状態ですがアクセス合計はトップ画面と”巡業日記ブログ”で10万件に迫ります。このHPを最初から見て下さっている新潟・十日町市のY・タカハシさん。ブログや記事更新が停滞していると”病気じゃないの?”と心配して下さいます。年末には”お餅”を送っていただきました。なぜお餅?と聞くと、多分「きびしい時は餅ツ、モタレツ!よ~お!」と返されそうです。本当に申し訳ありません。
 一方戦火の中、厳しい冬を耐える方々。空襲の恐怖、停電の闇、そして先の見えない不安を、心を寄せ合い支え合い過ごすウクライナ市民や子ども達がいます。その子どもたちが親しむ絵本の一つに、ラチョフ原作「てぶくろ」があります。日本にも原作をもとに製作した紙芝居があります。先日2月3日(金)にウクライナ避難民の方々にパシフィコ横浜(横浜西区)で見ていただきました。
 今日も、胸いっぱいの祈りと思いを込めて演目の第一番目に加えました。「みんなが一緒に笑顔で暮らせる、温かい不思議な”てぶくろ”のおうち。そんな世界がきっと現れる!」「もうすぐ、みんなの前に現れるよ!」と裏書にオリジナルな言葉を追記した紙芝居は、今日の元気なお年寄りの心にもきっと届いたことでしょう。
 その他の演目は、街頭紙芝居「ジャングルボーイ(第32巻)」とチャンバラやクイズです。”ジャングルボーイ32巻”では黄金バットが登場して悪の帝国の総帥や子分達、有象無象(うぞうむぞう)の悪のシモベ達を蹴散します。”お決まりのワンパターン!”と言うなかれ!
 渾身の思いで言葉を投げる”黄金バット”。「極悪非道の総帥よ!まだ気が付かぬか!」「攻撃し痛めつけるのは我が本意ではないが・・心を入れかえ、罪を償い、生まれ変わって出直すがよいぞ!」。黄金バットに拍手喝采!です。そう言ってやりたい連中が確かに目の前にいるではありませんか。頑張れ、黄金バット!
 そう心で叫びながら、午前中の青空から一転、北風が吹きつける空の下で往復5時間と上演1時間の巡業を無事終演して帰路につきました。ありがとうございま~す。