街頭紙芝居デビュー講座、第2回発表会開催

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 今年7月からの5回コース、「街頭紙芝居デビュー講座」の修了者による2回目の「街頭紙芝居発表会」が開催されました。今回は優秀な成績で講座を終了した3人の中の2人が参加。3回の公演すべてに登場して多くのお客様に紙芝居修行の成果をご披露いたしました。大変立派に紙芝居が演じられました。ご苦労様でした。

 演目は「怪奇時代劇:吸血墓場城」「母子哀惜物語:乙女の曲」そして「漫画」と「時代劇:新かぐや姫・天馬の怒り」等です。3公演を通して50名近いお客様が応援して下さいました。ありがとうございました。

 私の反省ですが、最後に厳しい一言を口にしてしまいました。申し訳ありません。「まだまだこれからの皆さんですから、自称でも自ら”街頭紙芝居師”などと言わないでください」と。現在、自分で勝手に”プロの紙芝居””街頭紙芝居師”などと名乗っている方が多くいます。でも、研鑚を深め精進していけば呼称は他人がつけて下さいます!。歴博に貴重な街頭紙芝居を寄贈した故・鷲塚隆さんに「横浜最後の街頭紙芝居師」と名付けて下さったのは大手の新聞社の記者です。ご自身は、街頭紙芝居を語りましたが、自ら街頭紙芝居師、と口にすることはありませんでした。私が一番お伝えしたかった一つは、そのことでした。

 今回の発表会は「同一演目を多様に演ずる!」がテーマでした。何人かの演者が同じ演目を演じ、違いとニュアンス、紙芝居の主役の息づかいを学びました。前回の「演目の選び方と構成」「お客様との距離感」「演じ手の独自の宇宙の作り方」と合わせるとより実践的な研修になったと思っています。修了者はこの発表会を通してさらに深めて、楽しくゆっくり紙芝居を演じて下さい。そして一歩、踏み出してください。お付き合いくださったお客様、本当にありがとうございます。次回は、最終回12月25日午後です。どうぞよろしくお願いいたします。