秋の一日、”つづきブックフェスタ2022”紙芝居。大団円!
おさな心の思い出か!心に浮かぶなつかしさ
時の流れに身をまかせ、気づいてそっと振り向けば
時のよどみのその中に、昭和の風が吹いてくる!
拍子木鳴らしてやってくる!ペダルを踏んで今日も来る!
街頭紙芝居が、やってくる!
私の出番はラストの4番目。いつも拍子木叩いて開演前の”呼び込みの惹句(呼びかけ)”が私のルーチン。でも今日は出来ませんでした。冒頭に思いがけなく花束のプレゼントを頂きました。10年ぶりの再会は元同僚の秋田さん。広報よこはまで知ったとのこと。ハプニングを狙い大きな体躯を隠して、タイミングを待ったそうです。本当にありがとうございます!当時はどれほどお世話になったことか。私の世話人代表で、後見人、ディレクター、相談役、守役・・。嬉しさと驚きで、惹句を忘れたのが真相です。
でも紙芝居は忘れずに最後まで上演できました。「とらのおんがえし」(渡辺享子脚本・画)と「風流葵日記”夜叉頭巾”(17巻)」です。演目選定の理由は、故・渡辺享子先生のご命日が近いこと、そして街頭紙芝居の悪役たちが特にリアルで現代的に感じたからです。跳梁跋扈する現代の悪役たちと同じように彼らはいづれ、正義の力で成敗される運命です。街頭紙芝居の”半径3mの宇宙”から見てみると逆に少しだけ、心が休まります。でも本当はいかがでしたでしょうか?えッ、続きがわからないから、すっきりしない!確かにそうです。
以前、お客様の小学生に言われたことがあります。「オジサン!次が気んなってしょうがネェから、まとめて10巻くらいやってくれヨ~ォ!」。オヤジみたいな口をきく子どもだったけど、今どうしているかな。ふと思い出す秋の夕暮れです。
出演者、関係者特に都筑図書館の皆様、お世話になりありがとうございました!