町内会の「水」がテーマの研修会に参加
地域の町内会の研修会、今回のテーマは「水」でした。三枝会長が年に2回、タイムリーで今日的なテーマの研修会を企画してくださいます。今日の研修会は「関東総鎮守」として多くの人々の信仰を集めた丹沢国定公園の「大山」”阿夫利神社(あふりじんじゃ)”から、神奈川県の水がめ「宮が瀬ダム」を巡るコースです。
阿夫利神社(あふりじんじゃ)は、古代から連綿と続く上社と下社とともに、雨の恵みを感謝しその恩恵を願う中腹の「雨降山大山寺」からなる、雨の神々の総帥ともいえます。そして「宮が瀬ダム」は現代の水の象徴、その二つの組み合わせは古代から現在を結びつなぐ、ゴールデンラインです。大変興味深く有意義な研修会でした。
今は「大山」といえば、古典落語「大山詣り」が思い浮かびますが、高校生の頃に友人と丹沢山塊の「一の塔」からヤビツ峠を回りました。それから数十年、横浜の街から富士山を眺めるときにいつも手前に目にする山岳重畳と連なる丹沢と大山の峰。それは遠い青春時代のささやかな汗と登山の思い出です。
阿夫利神社下社まではケーブルカーが連絡していますがその、「大山ケーブル駅」までは駐車場から382段の階段を上ります。さわやかな風が吹き通る参道のコースを進みながらさまざまな思い出に浸りました。
そして帰りに立ち寄った「宮が瀬ダム」は貯水量が約5割という厳しい渇水の状況でした。湖水遊覧の遊覧船も水位低下のために運行が休止され、ダムの観光放水も今後の状況ではどうなることか懸念されているとのこと。神社の荘重なたたずまいにも、昔の人々が寄せた「雨=水」への崇敬と感謝があらためて感じられます。有意義な研修会を企画し準備して下さった三枝会長、そして次代を担う小学生のお孫さん、そして参加の皆様。ありがとうございます。またご一緒したいです!