港北図書館紙芝居に巡業しました

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 横浜市内の小学校の多くが夏休みに入りました。その最初の週末に港北図書館紙芝居の会です。でも全国的な猛暑の影響で、お客様の状況は厳しいものと思っていました。しかし、20人以上の小学生の皆さんが熱心に見て下さいました。そして保護者の方など大人の方も立ち見を含め20人近くの方がいらっしゃいました。ありがとうございました。
 今日の演目は、「ひまわりパンツ」「いそおんながでる海」、そして前回に続いて「グスコーブドリの伝記(後編)」です。小学生の低学年から高学年まで、紙芝居の反応が様々です。”ああ、おもしろかった!”の声は「ひまわりパンツ」の終了後に男子から。そしてすべて終了したあとに”もっと、見たかった!”の声も。実は、オモシロイカ、オモシロクナイカとヒヤヒヤでしたが少し安心しました。上演の30分間を正座して見て下さった高学年女子は”少し足がしびれました!”と。本当にありがとうございます。
 今日の私の挑戦は「いそおんながでる海」です。10年以上前に、職場に職業体験に来た数名の中学生に、この紙芝居を上演しました。昼休みの休憩時間でしたが、感想は「紙芝居の意味がよくわかりません」と。私にはその厳しい感想が心に残っておりました。今日はその当時を思い出しながら上演しました。単にデジタル世代の青少年の感受性や感性の劣化のみに注意を向けるのではなく、紙芝居も伝える内容を明確にして、登場人物もクリアーな内容にする必要があります。私も演じ手として反省いたしました。今になって気づくことは、この紙芝居の主役は、”いそおんな”でもなく”若い侍”でもなく、いそおんなが抱く”おさない赤子”です。今日はそのように上演しました。街頭紙芝居の演じ手として気づくことがたくさんあります。さて、盛りだくさんの3本立て、30分の上演時間内に何とか終了しましたが、時間があれば皆様に感想をお聞きしたかったです。キラキラ輝く、夏の暑さを忘れさせるようなさわやかな瞳の、若い魅力あふれる皆様方に!