神戸の甲南女子大に巡業しました!

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 7月6日(木)、関西の伝統名門校甲南女子大学日本文化学科の講義に巡業しました。お招き下さったのはメデイア・言語・情報の各分野で大活躍されている原良枝先生です。対象は1年生約100人の学生さん、テーマは「紙芝居で伝える」です。思い出に残る、感激の一日が始まりました。

 原先生は、昨年12月横浜市中央図書館で開催された街頭紙芝居公開記念イベントでの”街頭紙芝居上演会”においでくださいました。冷たい風が吹き抜ける正面玄関広場で前から3列目にお座り下り、20年以上地下の書庫に所蔵されていた昭和の街頭紙芝居が初めて”平成デビュー”した瞬間に立ち会ってくださいました。原先生は紙芝居をやさしく見守ってくださり、終了後に「機会はあれば関西で紙芝居をお願いします」と声をかけて下さいました。感激でした。ありがとうございます。

 平成24年10月。「横浜最後の街頭紙芝居師」故・鷲塚隆師匠は波乱万丈の人生の幕を引かれました。晩年は妻の里子さん、ご子息、お嬢さんたちご家族と共に地域の生活スーパー「ファミリー丸岡」の代表として近隣大手スパーをしのぐ人気店を切り盛りされました。原先生のご招待は、鷲塚師匠も本当に喜んでくださったことと思います。

 甲南女子大はJR芦屋駅から至近の、海を望む丘の上に明るく瀟洒なたたずまいを見せています。2020年には創立100周年を迎える名門校です。先生方からも生徒達からも時間のめぐみが育てた強さとやさしさ、素直なひたむきさが伝わります。講義の中で、私は教育紙芝居「杜子春」と街頭紙芝居「丹下左膳(第5巻)」を上演しました。そして人と人とをつなぐ紙芝居の魅力と街頭紙芝居の”上演作法”、そして故・鷲塚さんの思い出などをお伝えしました。

 私のつたない授業にお付き合いいただいた学生の皆さん。本当にありがとうございました。皆さんお一人お一人の輝く瞳は忘れません。いつかどこかで再会した時に、”あの日の紙芝居”より、もう少しだけ皆様の心にとどく紙芝居ができるようになりました!と胸を張ってご報告ができるように、今日からまた頑張ります!本当にありがとうございました。
《信時先生からお預かりした皆様の感想文、本当にありがとうございます。胸に迫る宝石のような言葉が詰まっています。私の心の宝ものになりました。》

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