足立区北千住のニコニコ湯で紙芝居上演!
足立区千住は宿場町の風情と下町情緒が溢れる魅力いっぱいの街です。この街で身近な”銭湯”を拠点として高齢者を対象とした様々なイベントが開催中です。今日、なつかし亭は「ニコニコ湯」に紙芝居巡業です。声をかけて下さったのは足立区の委託を受けお年寄りの地域包括ケア活動に取り組む吉井さん。横浜市都市発展記念館・ユーラシア文化館の開館祭の際にご来場いただき、お誘いいただきました。熱意あふれる素晴らしい担当者です。
ニコニコ湯には吉井さん手書きのポスターが浴場の内外に掲示され、浴室からも見えるように貼られています。当日の会場の「男湯」には10人近くの方々が集まり、カラオケで盛り上がります。ここでも進行役は吉井さんです。控室の「女湯」で準備する私の耳にも演歌の名調子がガンガン聞こえてきます。渋谷の下町育ちの私は銭湯が大好き、同級生のいる銭湯「広尾湯」に遊びに行きました。そんな銭湯が区内には20カ所以上もあり毎日、どこかの会場でイベントが開催されているとのことです。本当に敬服しました。
紙芝居は、「黄金バット」からスタートです。紙芝居のメッカ、足立区での街頭紙芝居であれば当然ですが、私にとっては5~6年上演していない演目です。汗をかきながら取り組みました。そして、「お山の金ちゃん」「夜叉頭巾」最後は、鷲塚師匠の「愛の山河」も登場です。本当にありがとうございました。「なぞなぞクイズ」も正解が続出です。イベントでは、”健康体操”や”脳トレーニング”等の介護予防活動にも熱心です。きっとその成果が現れたのかもしれません。
春風の中、街には賑わいが溢れています。故・鷲塚師匠が活躍した”桜の名所向島”もご近所。横浜市歴史博物館で有形民俗文化財に指定された街頭紙芝居の「貸元」(紙芝居の製造・配給団体)の一誠社や自由社は隣の荒川区町屋です。北千住駅までの商店街、「ニコニコ通り」「いろは通り」にはやさしい風が吹き抜けていました。