連休の思い出は3歳児に上演の自作紙芝居!
夢を見ているように連休が過ぎました。毎年、若い頃から胸躍る楽しい時間でしたが今年は遠出の外出も控え、ひっそりと時間が過ぎました。例外の外出は、故・鷲塚師匠の実家を訪問したことと都内の幼児の家で自作の紙芝居を上演した2回です。3歳と2歳の兄妹の二人は府中市郷土の森博物館の紙芝居でいつも応援してくれる常連さんの家族です。クレヨンで画用紙に描いた保育園児のお絵かきのような紙芝居ですが、子ども達は絵に語りかけながらとにかく最後まで(といっても短いですが)、付き合ってくれました。
さてそのストリーです。最初はいつもの何気ない日常から始まります。①凧揚げが大好きな少年が、風向きの好機を待ちかねて妹を誘います。しかし妹は食事の後のひと休み、『食休みしないとウシになる!』と動きません。②我慢できない兄は、”風に乗らねば『凧(タコ)が烏賊(イカ)になる!』”と一人で疾風のごとく土煙を上げて駆け出しました!③牛に非ず、馬(ウマ)のように走り去るその先には、『たまたま川』が滔々と流れております。④しかしそこに架かる『おそろし橋』には、世にも恐ろしい『人喰いオオカミ』が待ち構えておりました。平穏な日常から、突如恐怖に満ち満ちた異次元の世界に迷い込む少年に生命の危機が迫る。⑤牙をむき、獲物の到来を待つおぞましいオオカミ。⑥まさにその時、突如現れたのはヨレヨレの痩せこけた加齢臭の臭うようなジイサンでありました。⑦しかしその老人は、敢然と”子どもを喰うならば、まず先にこの儂(ワシ)を喰え!”とオオカミに迫るのでありました。緊迫の時が流れます。
人生の最後を、桜花のように散りゆく美学でありましょうか。さてまた、今どきの状況でマスクもしないその体内から恐ろしき感染症の人畜共通ウイルスを人喰いオオカミに被爆させる自爆攻撃でありましょうか。さてどうなるか?この続きはまた次回のお楽しみであります。
以上のバカバカしい紙芝居を上演いたしました。終演後に、3歳の兄は一言感想をもらしました。『このオオカミは、ライオンみたい!』。いやはや紙芝居は読むのも描くのも難しいです。それを実感した連休の最終日でした。最後まで見てくれてありがとうございます。また頑張ります。(なお、本日のお客は本当に3人でした。子ども二人とその保護者です。消毒液の次亜塩素酸噴霧器を持参して私は全身消毒して取り組みました。)