府中市郷土の森博物館へ巡業しました

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 ”府中市郷土の森”は梅が三分咲き、梅の香が漂う博物館エントランスでは”お琴の演奏会”が開かれて早春の華やいだ雰囲気が溢れます。偶数月の第三土曜日に開催する街頭紙芝居も常連のお客様が少しづつ増えています。13時開演の30分前に会場の常設展示室に入ると展示を見ていた男性が「さあ!紙芝居のオジサンが来たぞ~」と声をかけて下さいました。その上椅子席では最前列には4人の女性がお座りになっています。でもこれは状況が整い過ぎです。
 開演を待って下さる奇特なお客様は多くありません。お聞きすると、時間調整のためにひと休みしているとのこと。しかし、その後赤ちゃんを抱き、幼児をベビーカーに乗せたお母さまが来て下さいました。以前も見て下さったご家族です。幼い男の子はこの後、13時と14時とすべての紙芝居に付き合って下さいました。ぐずりもせず、泣きもせず後ろの席で前の方の背中で見えない紙芝居に付き合ってくれました。本当にありがとうございます。
 開演前からの4人の女性陣は13時には帰りたい、とのこと。急遽、博物館の本間学芸員から声がかかり「予告編」として”チャンバラ紙芝居”を上演することになりました。「本当になつかしかったョ!」と喜んでくださいました。
 そのため今日は「夜叉頭巾7巻~8巻」「ジャングルボーイ9巻、11巻」それに「マンガ」「クイズ」を予告編を含めて3回上演しました。でも、やはり今日も私の大失敗がありました。「予告編」に使った紙芝居には「裏書き」が全く書いてありませんでした。裏書原稿のない紙芝居を持参していたのです。何という失敗、あまりのドジに目がくらみましたが、度胸を決めて絵を見ながら言葉をひねりだし、つなげてなんとか読み終え、その後の13時の上演も同様にしのぎました。あ~ァ、よかった。帰宅して家族に失敗を打ち明けると「だんだんと、失敗の対応もプロらしくなってきたわね」と。そのような思いがけない”評価”に心は温かくなりました。今日のお客様は1回目27人、2回目36人.そして予告編は4人でした。お母さんと赤ちゃん、そして坊やのご家族、本当にありがとうございます!