府中市博物館紙芝居に2年目の春がめぐります

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 府中市民ばかりでなく近隣市民の学習の場でもあり四季折々の自然を楽しむ場所、”府中市郷土の森の博物館”。その常設展示室で開催する街頭紙芝居が2年目の春を迎えます。府中市は700年前には今の横浜市の一部も含む広大な”武蔵の国”の国府が置かれていた中心地です。歴史的な資料・遺産は、時代ごとに博物館で展示されています。その中で近代の府中市の歩みは、「電動芝居仕立て」のアニメーションで紹介されており、ナレーションは街頭紙芝居の大御所、故・梅田佳声先生です。なつかし亭は個人的にも大変お世話になった方で、恩人の一人でもありました。その先生の声の流れる”紙芝居舞台”で紙芝居を続けています。
 前回の2月は梅の季節で多くのお客様がいらっしゃいました。でも春爛漫のこの週末は、どうしたことかお客様は少なめです。と、いうよりも13時からの第1回はお客様が皆無。この状況を救ってくれたのが、何回も見に来て下さる2歳児と8か月の乳児を連れた若いお母さんでした。少し遅れても始めることができました。本当にありがたかったです。赤の他人でもこんな時は”親戚”に思えます。”親戚”であっても”命の恩人”に思えてきます。2歳児のお兄ちゃんは、街頭紙芝居には飽きてしましましたが、終わると拍手してくださいました。付き合ってくれて、どうもありがとう!記念にご担当の本間学芸員に写真を撮っていただきました。2回目は14時からですが、”クレヨンしんちゃん”が登場するプラネタリュウムウムが終了したお客様が大勢立ち寄って下さり、40人近い大盛況となりました。花と嵐が同時にやって来た今日の紙芝居です。
 演目は、「お山の金ちゃん」の漫画を中心に「なぞなぞクイズ」でつなぎました。もちろん「赤外流星人」や「夜叉頭巾」も加えましたが「なぞなぞクイズ」に重点を置くのは私の紙芝居では珍しいです。故・梅田先生や鷲塚隆師匠も物語中心の本格派で安易にクイズに流れることはしていないと思います。関西と東京・横浜の違いは間違いなくあるのです。といっても今日は違いました。1回目は3人の親子連れに助けられ、2回目は”なぞなぞクイズ”に助けられて巡業を終えました。本当にありがとうございます!

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