春のような港北図書館、紙芝居です。
春のような陽光の中、港北図書館紙芝居の会に巡業しました。偶数月は大森厚さんの紙芝居、奇数月は”なつかし亭”の担当です。4月からの新年度も出演の予定です。大森さんがサポートして下さり、何とか続いています。恥ずかしく口にできない失敗もありました。担当の巡業日を忘れて”抜いて”しまい、大森さんに助けていただいたこともあります。(言ってしまいました・・)
今日は「エメリアンとたいこ」を最初に演じて続いて”街頭紙芝居”の「漫画」とチャンバラ「天馬の怒り(第1巻)」を上演しました。「エメリアンとたいこ」はロシアのお話ですが、脚本は「高橋五山」、絵は「小谷野半二」の超ウルトラ級の紙芝居です。「小谷野半二」は、戦中の”国策紙芝居”の著名な画家で多くの名作を残しています。以前、県内のある大学の公開講座で学生さんと上演させていただいた”国策紙芝居”「空の軍神 加藤少将」も彼の作品のひとつです。そして漫画は「お山の金ちゃん(先回りの巻)」、最後はチャンバラ紙芝居を上演しました。
最前列の小学生は「オジサン!まん中のがよかった!」と。わかります!今回の紙芝居は、子ども達には少し強すぎたかな。「エメリアン・・」も迫力があり過ぎて三作の連続上演は「息」が抜けなかったかもしれません。ごめんね。でも、こんな意見もありました。「街頭紙芝居の漫画は、日本の落語などで言う”オチ”がないのですね?」。いや~、よくご覧になって下さいました。素晴らしいお客様です!いつも”オチ”を心がけて裏書を作る私ですが、今回の演目は、”途中のオモシロさ”を作るのが精いっぱいでした。これからまた頑張ります。
お客様は46名の方。その中で、すばらしい感想を伝えて下さった方は私の大好きな”台湾”ご出身の方でした。8年前に単身、紙芝居上演に訪問した麗しの「台湾」。私はその時に触れた、やさしく温かい皆さんを忘れずに紙芝居を続けています。これからも、また頑張ります。「謝、謝!」「多家加油!」ありがとう!皆さん!頑張りましょう!