新緑の新潟、紙芝居巡業です。
新緑の新潟は照る日、曇る日。そして春雷の鳴り響くゴールデンウイーク後半です。新発田市の実家にお世話になりました。いつも関越トンネルを越えて上・中越、そして下越地方に向かうと義父が入院中の胎内市「黒川病院」へ夏、冬と紙芝居巡業を重ねたことを思い出します。厳冬の或る日、吹雪の国道から病院は雪に埋もれるように見えました。でも、”ほっこり”と暖かい。不思議な光景です。県内外から多くの賛嘆の声を受ける老人病の権威、関野敏院長先生のお人柄や信頼感に加えて大切な人がそこにいることで冬の風や吹雪もあたたかく感じます。
この日の実家も”ほっこり”です。父や昨年12月に亡くなった義母が紙芝居を一緒に見て下さるようでした。若い世代を愛し、孫達をかわいがる両親の思いのように実家には当主久佳さんの親友家族が集まって私の紙芝居を見て下さいました。ありがとうございました。小学生の元気なノゾミ、テルミちゃん姉妹、そしてハナとサツキの二頭の愛犬も加わり、本当によいお客様でした。
私の演目は「お山の金ちゃん」(スキーの巻)と横浜市歴史博物館の”ラストサタデイ紙芝居”で先週スタートしたばかりの「風流葵日記”夜叉頭巾”」です。故・鷲塚師匠が歴博に寄贈され横浜市有形民俗文化財に指定された紙芝居は、”チャンバラ”に加え”少年冒険アクション”、”空想科学冒険活劇”、”母子・哀惜少女もの”、”漫画・クイズ”と多様です。でも共通するキーワードは”ほっこり”でしょうか。「半径3メートルの宇宙」「コミュニケーションの対面販売」のやさしく、あたたかい魅力。これからも、”ほっこり”を伝えていきたいです。皆様、本当にありがとうございます。またお会いしたいです!