90周年祭、最終日になつかし亭巡業しました!

画像の説明 画像の説明

画像の説明

 第一日目にもまして多くのお客様が歩道に溢れます。立ち止まり座り、そして時に知人や友人が手を振り通り過ぎていきます。

 前日の夕闇の中の紙芝居の余韻も残っています。そして二日目もまた、秋の陽光が降り注ぎます。午後にメインイベントのパレードが予定されるため午前中からの街頭紙芝居は、やはり”惹句”からスタートしました!

鶴見区政90周年わくわく祭り、おいでいただきありがとうございます。牛にひかれて善光寺参り!秋風に背中押されてわくわく祭り。
袖すりあうも多生(たしょう)の縁!2年前に横浜市有形民俗文化財に指定されました横浜市民のお宝、昭和の記憶遺産・横浜市歴史博物館が所蔵する街頭紙芝居を本日は、特別大公開!チャンバラ、空想科学冒険活劇、漫画にクイズに少女もの、一気に復活上演。さあいらっしゃい!

 多くの方々から、笑顔と拍手をいただきました。お声をかけていただきました。この二日間には、なつかしく忘れられない大切な方との再会もありました。5年前に県の委託を受けた「コミュニケーション講座」をNPO「月一の会」の講師として勤めた時の生徒さんと出会いました。「”先生”が出演されると知って1時間以上待っていました!オモシロカッタ!」と。ありがとうございます!当時、紙芝居を使ってグループで上演していただき、伝えることの楽しさ、大切さを学んでいただきました。貴方は、忘れられない”生徒”の一人でした。私の5回の紙芝居の講義は、少しでもお役に立ったのでしょうか?本当にうれしい再会です。私の真正面でしっかりと見て下さいました。ありがとうございます。私は涙が出そうでしたよ。
 そしてもうお一人、素敵な初老の男性でした。「なつかし亭さんは講談のご経験がありますか。言葉が歯切れよく、テンポがよいですね」「引き込まれました!」。お褒めの言葉でした。「いえ、講談の経験はありません。でも、若い頃はよく”好男子”といわれていました」、そんなウソを楽しくお返しいたしました。本当にありがとうございます。
 朝から夕方まで路上の風に吹かれて言葉を超えた世界を感じました。人々が行きかい、そして暮らしを支える路上。その空間を吹き抜ける”街頭の風”は芸人達を、そしてもっと広い意味で”ヒト”を育てます。この風を受けて、私もまた今日からもっと、もっと”やさしく強く”なっていきます。秋も本番です。10月11日は故鷲塚師匠の祥月ご命日がめぐります。紙芝居上演にご支援くださった若林館長、そして自転車確保にご尽力いただいた高橋さん、皆々様、本当にありがとうございます。また、どこかの街頭できっとお会いしたいです!