磯子区社会教育コーナーで春の紙芝居打合せです。

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 JR磯子駅前の社会教育コーナーで4月29日(土・祝日)に予定されているイベント”おまつりだ~!”の紙芝居上演の打ち合わせにご担当の風間さんをお訪ねしました。

 磯子区は”横浜最後の街頭紙芝居師”故・鷲塚隆さんの街頭紙芝居の拠点です。戦後、奥様の里子さんと滝頭の通称”電車長屋”に新婚の居を設け、そこから東京向島まで”省線電車”で街頭紙芝居に日々通われた、とお聞きしています。そして晩年、病を得て入院したのが屏風ヶ浦の″汐見台病院”でした。

 貴重な街頭紙芝居を横浜市歴史博物館に寄贈され、平成24年10月11日にご逝去される直前に手続きが完了して「次代に活用して継承してほしい!」とご本人の意向が今継承され私達に横浜市民に託されました。

 磯子の街の風は私にとって”師匠”の声が聞こえてくるような、あたたかく優しい風に感じます。寄贈いただいた鷲塚コレクションは、2年前の秋に横浜市有形民俗文化財に指定していただき文字通り鷲塚さんのご遺志の通りに将来の横浜市民に継承されていきます。その磯子での街頭紙芝居は本当にうれしく、ありがたいです。

 風間さんは市民の社会教育に献身されている方で、施設の壁面には市内各区の手作り紙芝居「区の歴史・民話紙芝居」の収集と普及に取り組まれています。地道で素晴らしい活動と拝見しました。中に私自身が各区のイベントで上演させていただいた紙芝居等が掲示されて懐かしさもひとしおでした。

 イベント当日の4月29日。横浜はきっと桜の季節も終わります。でも桜前線は北上して日本列島は桜の花で春爛漫の時期でしょう。その再会が楽しみです。お忙しい中、打ち合わせにお付き合いいただいた風間さん、そして事務局長はじめ皆様ありがとうございます。当日は、まぶしい春に負けないように元気の出る紙芝居を頑張ります。ありがとうございます。