第2回紙芝居講座は「紙芝居で伝える!」です

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 秋の3連休の中日です。「サンクス・デイ!」で全館入館無料の横浜市歴史博物館は、錦秋の華やぎが溢れます。企画展・常設展はもちろん無料ですが、2階研修室では故・鷲塚コレクションの街頭紙芝居を次世代へつなげるための演じ手育成のための「街頭紙芝居デビュー講座」が今年も開催されました。今日はその2回目なつかし亭が担当する「紙芝居で伝える!」です。

 9名の受講生と研修のため参加された聴講生2名、そして「子どもの文化研究所」スタッフで「国策紙芝居」研究者の高瀬あけみさんが取材のため参加されました。〝戦後70年”の2015年に故・右手和子先生の思い出のあふれるJR「目白駅」前「子ども文化研究所」で”国策紙芝居”「チョコレートと兵隊」を上演させていただきましたが教えていただくことばかりでした。名作紙芝居「うずら」の童心社復刻版の裏書の疑問など、いつも明快にわかりやすく教えて下さいました。そのような方の前での紙芝居は緊張でした。

 しかし一番大切な「伝えること」の10項目はしっかり、お伝えできました。
①伝えるとは、工夫すること
②伝えるとは、真剣になること
③伝えるとは、まじめに語ること
④伝えるとは、投げ出さないこと
⑤伝えるとは、あきらめないこと
⑥伝えるとは、相手の心に届くこと
⑦伝えるとは、伝えてやるのではなく伝えさせていただくこと
⑧伝えるとは、自分を出すこと
⑨伝えるとは、聞くこと
⑩伝えるとは、自分自身が成長すること

 そしてもう一つ大切なこと、「街頭紙芝居のオジサン、オバサンは臆せず前向きに子ども達を褒め、喜ばせてそして励まそう!」と。そのメッセージを伝え残したような気がしました。本当に申し訳ありません。次回どこかで、機会がありましたら再挑戦させていただきます!

*パワポも最後の1場面が未紹介でした。ここで紹介させていただきます。先日の鶴見駅前の街頭紙芝居の場面ですが、鶴見区は戦後の街頭紙芝居の”聖地”の一つでもありました。私にとって、ここ鶴見での紙芝居は感慨無量でした。

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