11月の歴史博物館ラスサタ。2か月ぶりの紙芝居!です。
秋が深まる3連休の中日です。2か月ぶりで歴史博物館の街頭紙芝居の上演をさせていただきました。なつかしいお客様、そして施設スタッフの方々、担当の刈田学芸員さんと楽しく紙芝居をさせていただきました。
昨日の23日から横浜市歴史博物館では「神奈川の記憶展」「横浜市文化財展」の2つの素晴らしい特別展が同時開催です。文化財展示コーナーには今月11月5日に横浜市有形民俗文化財に追加指定された「街頭紙芝居2442巻」の一部も展示されています。
これは私の同期のツクダイッカさんが苦心惨憺して入手し横浜市図書館の地下書庫に永年死蔵されていたものです。何とか世に出したい!と思いつめ二人で知恵を絞ったことが昨日のことのようです。それから10年が経過しました。感慨無量です。ありがとうございます。
昨日、ツクダ君に電話をして故・鷲塚師匠の街頭紙芝居250余巻に加えて、3年遅れてその街頭紙芝居が文化財に指定されたことを伝えました。そして「今日から文化財展も始まるよ!」と・・。
彼は大学の講師や茶道の家元としても大活躍している方です。先月は、分野違いの推理小説を上梓しました。「エル・グレコの首飾り~青柳図書館の秘宝~」(樹村房)です。副題に”図書館”の名前が出てくるところが彼らしいです。
その思いがあふれる今回の紙芝居の出演は「ニコニコ亭みゅうみゅう」さんと私の二人です。ニコニコ亭の演目は「マユミと小人」と「マンガ」です。いつもながら、高いテンションで会場の雰囲気を創造する紙芝居作法はさすがです。一方、私は「ジャングルボーイ(8~10巻)」に初挑戦です。下読みはほとんどできませんでしたが、何とか”空想冒険活劇”の世界ができました。もう一作は「夜叉頭巾」続編(7~9巻)です。3回で合計50人の方に見ていただきました。でもお客様の中にはヘルパーさんに付き添われた”タカシ君”や石黒ファミリーの笑顔がありました。久しぶりの嬉しい再会です。晩秋の風がひときわやさしく、あたたかく感じました。