3月歴史博物館ラスサタに巡業しました!
開花宣言の桜がたちまち、街を席巻しています。桜の満開を迎える週末のラスサタには出演者10人が集まり5回の公演を開催しました。1人が15分で全員が2回の出番です。なつかし亭は第1回目の11時と3回目の13時30分の担当です。最初の組み合わせは、″ナッキーさん”です。大小の缶カラを巧みに打ち鳴らしハーモニカーを奏でる巧みな紙芝居でお客様を魅了します。時々口にする”自虐ネタ”もおもしろく私はのびのび上演できました。3回目は”あやや”さん。お客様は2回とも20人ほどです。でもその中に、素晴らしいお客様を見つけました。ひと組は”ハルくん”と”ユッキー”の兄弟です。このラスサタ開始が6年前の4月です。それ以前から私は上演していますがノートの記録はそこからスタートです。ハル君はまさにその6年の数年間、ラスサタを見て下さりこの4月から中学生です。ご健闘を祈ります!
もうひと組は、職場の同僚でした。福祉関係の厳しい職場でしたがしっかりこなして、信頼できる方でした。でも私には途中から気がつかれたようです。びっくりしたでしょうね、まさか紙芝居のオジサンになっているとは。私も緊張して、この回は自己評価60点でした。本当はもう少し上手に演じられます(?)。スミマセン。
そして最後のひと組は、歴博紙芝居デビュー講座の1回生、Eさんです。目立たぬように同期生や後輩達の上演をみて「皆さん上手ですね!」と高評価。でも私はEさんの紙芝居が好きでした。声高に、ドンドン押していく演じ方でなく控えめにマイペースで進む紙芝居、それも素晴らしいです。その紙芝居に登場する”吸血コウモリ”から連想して私は、「夜叉頭巾」に登場する凶悪犯罪集団を”吸血赤鬼党”と名づけました。実物の裏書にある”般若党”ではわかりにくく、迫力不足です。勝手に名前を拝借しています。また、気分が変わり、また上演したいお気持ちになったらご一緒に取り組みたいです。よろしくお願いいたします。
また、一緒には組めませんでしたが”ちょこちゃん”の和装衣装は素晴らしかったです。以前、西の方の紙芝居業界で似ているスタイルの方を見ましたが断然”ちょこちゃん”が勝っています。初々しく、華やかです。春の季節にピッタリのデビューです。それにしても桜は様々なことを思い出させてくれます。
さまざまなこと 思い出す 桜かな 芭蕉