府中の森「梅まつり」に紙芝居巡業

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 晩冬と早春の季節が日替わりの一週間。2月17日(土)、府中の森の梅は咲きそろっています。府中市郷土の森”梅まつり”は多くのイベントが3月3日まで続きます。今日の「なつかし亭」は、芝生広場を会場に猿芸工房の”猿回し”と交代で街頭紙芝居の上演です。
 まだ冷たい風がケヤキの森を吹き抜ける季節でもあり、楽しく明るい紙芝居とクイズで2回の公演を実施しました。1回目は、「三方一両損」(渡辺享子:画、茅ケ崎市紙芝居研究会:脚本)に加えてクイズや謎々、2回目は「ぞろぞろ」(渡辺享子:画、三遊亭圓窓:脚本)他で、いずれも落語紙芝居がメインメニューです。特に「三方一両損」は江戸の名奉行大岡越前の名裁きが見せ場です。偶然三両の金が入った財布を拾った金太郎が、落とし主に届けますが、大工の吉兵衛は受け取りを拒否。あまつさえ、”余計にしたなことをしやがって!”と金太郎を殴りつけて大喧嘩が勃発。その理不尽に怒って長屋の大家や町役が大岡様に訴えて仲裁を願い出るという物語。
 短気で陽気、日々を助け合って生きる江戸の庶民の大事件にお裁きが下って金太郎と吉兵衛はふるまわれたタイの塩焼きに舌鼓を打って仲直り、大団円となりました。参加者は1回目51人、2回目25人でこちらも楽しく終了しました。