列島寒波の中、府中の森の紙芝居。ケヤキは堂々の立ち姿・・。
四季折々の姿を見せる府中の森は寒気の中、人影は少なめ。しかし改修中の博物館1階は”クリスマス・ファミリーコンサート”の参加者で大忙しです。ファミリ―のグループは午後1時の開場に列を作ります。その同時刻に紙芝居の1回目の上演がスタートです。
この状況下、紙芝居は数名の参加者がいれば上出来と考え、目の前を通り過ぎるお客様に、こちらもコンサート応援の声掛けをしていると「コンサートではなく紙芝居を見に来ました!」という子連れグループが3組も。感激です。その方々は床に座って紙芝居を見てくださいました。本当に申し訳ありません!
こちらもお客層に合わせて演目をすべて変更して「だあれのパンツ」で”口開け”、そして「「お山の金ちゃん」に続いてクイズと謎々に十分時間を取りました。落語の「ぞろぞろ」や「たのきゅう」も持参していましたが床に座る方々を前に“長い尺”の演目は避けました。
2回目は”コンサート”終了後のお客様が流れて数えきれない大勢の
お客様です。師走の定番「かさじぞう」から始めて街頭紙芝居「夜叉頭巾」をクイズと謎々を挟んで組み合わせました。1回の公演で同演目を2回続けて上演することは私自身あまり好みません。でも最初と最後に挟むのは、時と場合で許されるバリエーションと判断しました。終了後に「この続きはいつどこでやるのか」と聞いて下さるご婦人の姿がありました。ご来場のお客様、本当にありがとうございました!1回目は27人、2回目は40数名と思いますが、人数ではなく楽しく見ていただいた実感に胸が熱くなりました。
次回の公演は施設のイベントと重なり、4月の第3土曜日となります。きっとその時は春爛漫の風が府中の森を吹き抜けていることでしょう。