府中市郷土の森博物館、紙芝居に巡業しました

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 ”府中市郷土の森博物館”は冬でも魅力いっぱいの施設です。大人気のプラネタリウムは年配者と子ども達で賑わいます。紙芝居は本館2階の常設展示室の特設コーナで上演です。いつもは街頭紙芝居の大看板、故・梅田佳先生のナレーションでアニメが自動再生される会場で「府中の歴史」の舞台装置をお借りしての上演です。
 この博物館は貴重な”街頭紙芝居”所蔵する施設として知られていますが、梅田先生との不思議なご縁を思うと、今となっては絶滅した庶民文化とも思える街頭紙芝居が細い糸のようにつながっていることに不思議な思いを感じます。そして先月、11月5日には3年前に横浜市有形民俗文化財に指定された故・鷲塚隆師匠寄贈の紙芝居に続き、今また追加指定として横浜市歴史博物館所蔵の2400余巻の紙芝居が文化財に指定されました。紙芝居に生命があるように、幾十年の日々を越えて次の世代に継承されていくことは本当に感激です。
 そのように思いめぐらす中、「風流葵日記~夜叉頭巾(5巻~6巻)」「ジャングルボーイ(8巻~9巻)」そして「なぞなぞクイズ」を①13時~②14時~の2回上演しました。お客様は1回目23名、2回目14名でした。お客様の中には、市の公報で街頭紙芝居の上演を知り来場した年輩のおばあちゃまと娘さんがとても喜んでくださいました。おばあちゃまは、かつて大阪市内で一日に4回も5回も違う街頭紙芝居を見たと。最後は飴を買うお金がなくタダ見だった、と笑顔でお話されていました。昭和の時代のなつかしい記憶です。時は移り昭和が平成となり新しい時代へ。でも昭和は皆さんの心の中にしっかりと生きている、と実感しました。ありがとうございます。