鷲塚師匠7回忌の紙芝居、笹堀で開催です

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 鷲塚隆さんが逝去されて6年が過ぎます。7回忌の思いを込めてご自宅兼店舗の磯子区笹堀のフャミリ丸岡で紙芝居の会を開催しました。横浜市歴史博物館の刈田学芸員がお忙しい中、機材の搬入から設営、お客様の呼び込みまで支援してくださいました。そして記録写真まで撮影していただきました。ありがとうございます。
 お店は毎週水曜日はサービスデーで、野菜から魚、惣菜そして生花まで出血大サービスです。店の切り盛りは家族の方が中心で大忙しですが、それでも14時と15時の紙芝居には顔を見せ、声をかけて下さいます。第1回目には師匠の奥様の里子さんがすべて見て下さいました。上演作品の「風雲流五郎」(15巻~16巻)、「まぼろし探偵長」(第1巻)は生前、師匠がオハコにしていた紙芝居です。お客様はほとんどが成人の方です。「去年も紙芝居してたわね」「鷲塚さんはお店の入口でよく椅子に座っていたね」と声をかけて下さいます。
 2回目は、1回目の倍以上の23人のお客様、それもほとんどが
学校帰りの子ども達です。店長の鷲塚隆治さんが鉦と太鼓をたたいて呼び込みをしてくださり、帰宅した小学生がランドセルを置いてかけつけてくれたようです。演じ手の私は、子ども達の参集は想定外で、手持ちの演目は漫画やクイズ以外では大人向けの街頭紙芝居「風流葵日記~夜叉頭巾」(1巻~2巻、4巻)です。数日前の山口県萩市への巡業の際には使いましたが、今日は逡巡してしまいました。結果、「お山の金ちゃん(スキーの巻)」「お山の金ちゃん(先回りの巻)」を上演し、「なぞなぞクイズ」で終了しました。あまり良い出来ではなく反省です。
 私が、頭をかいて恐縮する姿を鷲塚さんも見ているかもしれません。”しょうがネエな~”と。6年前の夏、入院先から歴博に駆け付けて私の紙芝居を見て下さったあの当時から、私はどれほど成長したのでしょうか。でも、こうして上演の機会を頂くことに感謝してまた取り組んでいきます。

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