6月、梅雨の合間の”ラスサタ紙芝居”に巡業しました

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 梅雨の合間の週末。6月ラスサタは暑くなく、寒くなく”街頭紙芝居日和”と言いたくなる絶好のお天気です。横浜市歴博玄関横の、「軒下三寸」をお借りして群馬から参加される「和田佳さん」と私の二人での紙芝居です。和田さんは鷲塚隆さんゆかりの街頭紙芝居”少年スピード王”の最終版のクライマックスを連続上演。その他に漫画「ラーメンちゃん」、クイズなどを上演されました。
 私は「鳴門秘帖」(第7巻~第10巻)、漫画「エリ子さん」、「お山の金ちゃん」です。「エリ子さん」(109巻)は、今日初めて控室で目を通し上演しました。でもなんとかぎりぎり合格点の自己評価です。(お客様は第1回11人、第2回33人、第3回37人。)
 私は裏書の一部を変更して上演しました。終盤の「エリ子さん」が”母親のお使いで、豆腐を買いに行く予定が不養生で再発熱”、弟が代わりにお使いに行く場面を書き換えました。往診の医師や母親に”外出せずにしっかり養生して!”との厳命を守りながらも「もう大丈夫よ」というエリ子さん。弟は代わりに買い物に出かけますが母親に「姉ちゃん、熱出てまた寝てるよ!」と。 母親は心配して氷嚢を当てて寝ているエリ子さんをのぞいています。この方が、母親と弟とエリ子さんの何気ない日常が画面に溢れてくるように思いました。
 紙芝居の世界をどれだけ、自分の世界に重ねて上演することができるかどうか。私はいつも、そのように取り組んでいます。HP用の写真を主任学芸員の刈田さんにお願いしました。1~2枚で結構です、とお願いしたのですが丁寧に、あつくやさしく何枚も撮影してくださいました。申し訳ありません。来月7月から9月までのラスサタ紙芝居は、なつかし亭は不参加、休演です。秋風が吹く季節にまたお会いしたいです!