文化財指定記念、特別紙芝居上演!

画像の説明 画像の説明

画像の説明 画像の説明

 街頭紙芝居の鷲塚コレクションの文化財指定記念紙芝居上演も今日が最終回。実物展示は1月11日(月・祝日)まで開催されます。昨年12月9日(水)から始まった特別上演は鷲塚さんの思い出と感謝の中で8回の上演を重ねました。紙芝居三昧の時間が嬉しく、とりわけ師匠の鷲塚さんを身近に感じることができました。鷲塚さんと向き合う1か月でした。機会を与えて下さった歴博の刈田さん、皆様本当にありがとうございました。

 最後のこの日、演目は「少年スピード王(4巻)」「風雲流五郎(18巻~20巻)」そして「愛の山河(28巻~29巻・完結編)」、漫画やクイズを上演することができました。お客様も第1回目22人、2回目11人、最終回は34人の方に見ていただきました。皆様ありがとうございました。

 この一か月間を通して、横浜最後の街頭紙芝居師”鷲塚さん”の名前が出ない会はありませんでした。横浜市により指定された文化財はモノでしかありません。しかし鷲塚さんが愛用し思いを込め、生活の糧として昭和の時代を超えた紙芝居は、新しい生命を吹き込まれ次世代に継承されていくのです。モノでありながら、ヒトと同様にその命が輝きます。そのことがとりわけ嬉しく感謝です。

 1か月の展示を終えた”本物の街頭紙芝居”は再び、歴博の収蔵庫で休息を取ることでしょう。しかし、眠りにつくのではありません。次の”出番”までのしばしの休息です。春風のようなやさしい風が、”紙芝居の風”がまた全国に吹き始めました。この紙芝居の上演を通して、また”鷲塚師匠”と出会い、全国の多くの皆様と出会いたいです。またお会いしたいです。本当にありがとうございました。