鷲塚師匠をしのび「丸岡紙芝居劇場」開幕!

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 秋晴れの一日、磯子区笹堀の「ファミリ丸岡」で”紙芝居劇場”開幕です。故・鷲塚隆さんが逝去されて、3年目の祥月ご命日を迎えて遺影の前で、紙芝居舞台をしつらえて本格的な”街頭紙芝居”が上演できました。ご多忙の中、鷲塚家と調整し準備を整え、そして私たち演者だけでなく自転車や舞台一式を自動車で搬出入して下さった、刈田さん本当にありがとうございました。鷲塚さんの喜ぶ笑顔が目に浮かびます。感謝いたします。

 午後の5回の紙芝居公演は、お隣の”丸岡”でのお買い物のお客様等のべ60人の方が足を止めご覧下さいました。第1回目は刈田さんが、鷲塚さんが寄贈された”紙芝居コレクション”の概要をお話され私の「まぼろし探偵長第25巻」、高橋さんの「マンガとクイズ」で幕を開けました。そして約20分間隔で5回の公演です。短時間で複数の演者が紙芝居を連続上演し、お客様もどんどんと入れ替わります。その回ごとに違うお客様、でもその日の”ご常連”のお客様が前列に混在。緊張し、大変勉強になりました。反省と自信、その積み重ねが大切だとあらためて気が付きます。”横浜最後の紙芝居師”鷲塚さんの紙芝居は、どこが魅力的だったのか?どこが横浜らしいのか?単純な言い回しや、言葉づかい、ノウハウだけでなく思いを深めていきたいと思います。

 歴史博物館に寄贈された250余巻の街頭紙芝居。それは横浜市民の宝です。昭和の記憶遺産をどのように次の世代に伝えるか、”命の継承”と同様の重みと使命を感じます。

      人はみな旅せむ心鳥渡る          石田 波郷

      鳥わたるこきこきこきと罐(かん)切れば  秋元 不死男