なつかし亭を見る

夏の町田駅前、週末の居酒屋に突然!街頭紙芝居が始まった!!

 大混雑のJR町田駅。そこから歩いて5分の小田急線東口。いづれも身動きの取れない真夏の雑踏の中を進み、踏切付近の居酒屋にたどり着く。壁が見えない程に張り出された刺身や山海のメニューであふれた店内は、近隣の人気店であることがすぐわかる。
 そこで始まった今夜の会合は、なつかし亭の友人の中でも特に最高のメンバーが集合した。参加者は東京・横浜の主要な図書館館長やその経験者達ばかりだ。

図書館業界のトップランナー達

 東京の中心地千代田区。春にはお堀の桜を臨む日本の中心地にある千代田区役所は九段坂から靖国神社、北の丸公園、そして神田や大手町に囲まれた日本のランドマークだ。その区役所ビルの9~10階を占める千代田図書館は図書館のトップランナーでもある。
 この日の会は、その図書館長新谷迪子さんを囲む会だ。新谷館長の出身は横浜の泉図書館長で、その縁から各区の主だった館長経験者等が集まった。

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転換期の図書館、そして転換期の時代

 横浜の図書館は東京都と違い各区に1館のみ図書館が設置されている。そのため活字文化や地域文化の発信基地としての役割に加えて行政施設、地域資源としての役割をあわせ持つ。そこで苦労している館長達はどうしても新谷館長のようなすぐれた時代感性と指導性を持つトップリーダーに学ぶ機会が必要だ。
 マスコミの寵児でもある新谷さんは多忙な中、いつも気さくにあったかくそのような要望にこたえてくれる。

“千代田の母”の魅力と紙芝居

 なつかし亭は、この千代田図書館長が大好き。「図書館らしくない図書館」と評される日本一の図書館を切り盛りする“細うで繁盛記”にはいつも驚かされ、魅せられ、親しみを込めて“千代田の母”と呼んでいる。
 この日は、嬉しくて、喜びのあまり混雑する居酒屋の店内で街頭紙芝居「まぼろし探偵長」を上演してしまった。もちろん、お店にも断り、ご近所のテーブル客には事前に丁重にご迷惑をおかけすることをお詫びしての紙芝居。緊張しましたが、とても勉強になりました。自己評価では、40点と言うところでしたが“千代田の母”は始めてみた私の紙芝居に笑顔でねぎらいの言葉をくださいました。
 みなさん!ありがとう!これから暑い夏に向けてまた頑張りましょう!!