なつかし亭を見る

第7回緑図書館紙芝居大会は大盛況。日頃から紙芝居や読書・読み聞かせの活動を研鑽する方々の紙芝居は本当に楽しく堪能できました。

 10月29日(土)、横浜市緑区の緑図書館の紙芝居大会に参加しました。大会は回を重ねて7回目、いつも子ども連れを含む多くの方が参加して、会場の図書館エントランスホールは人であふれました。


盛況の会場 立ち見のお客様も


 この緑図書館は、なつかし亭が3年前まで勤務していた仕事場。本のにおいも懐かしく、そしてお世話になった方々ともお会いでき本当に楽しいひと時でした。

 その紙芝居大会。5人の出演者のうち、トップは宇野さん。「こぶたのまーち」を愉快に楽しく実演。さすがに、読書会等の豊富な活動経験が“いぶし銀”のように輝きます。そして二番目が大内さん。「きたかぜのくれたテーブルかけ」を若々しく、男性の迫力で楽しませてくれました。また「うまかたどんとたぬきのポンタ」を演じた浅見さん。長年の図書館活動や地域のリーダーとしての存在感が紙芝居の魅力を一層大きくしています。


としょくんの紙芝居 紙芝居を全身で実演

 そして旭区から駆け付けてくれた“としょくん”こと渡辺利雄さん。オリジナルな筋書きを加えて自作した「横浜の浦島太郎」を上演。先日、テレビの“人生の楽園”にご夫妻で登場した際にも実演されていた作品ですが、さすがに面白かった。なつかし亭は自分の出番も忘れて楽しんでしまいました。

 この“紙芝居のとしょくん”は、実は第1回の紙芝居大会からのゲスト出演者です。第1回は近所の日向山神社の境内に町内会から借用したパイプ椅子を並べ、屋外のため雨の心配をしながら、ご近所へあいさつ回りをしたことも。特に忘れられない思い出は、“としょくん”に続く私の出番で、自分の紙芝居を忘れてきたこと。その時の驚きと動揺、驚愕と絶望(少し大げさ)。すぐに「としょくん!5分間つないでて下さい!」とお願いして紙芝居を取りに必死に図書館へ。

 そして再び会場へもどった私。なんとか時間を引き延ばしてくれた“としょくん”にお礼を言って予定演目の紙芝居「たべられたやまんば」を上演しました。おかげで、怒って帰る参加者もなく無事に大会は終了しました。あの時は本当に“アリガトウ”!


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 こうしたすばらしい皆さんに囲まれて、なつかし亭は緊張気味。自分の出番を間違えたりしましたが、最後に街頭紙芝居「少年スピード王第1巻~第2巻」を無事に上演することができました。みなさんありがとうございます。

 紙芝居、とりわけ街頭紙芝居は“半径3メートル”の世界です。古き友人の方々と共演して、記憶の中のスタートライン、原点を思い出しました。足元からの、やさしく温かいメッセージ。なつかし亭もまた元気に明日からの活動に取り組みます。

 緑図書館の皆様、“としょくん”他の皆様、本当にありがとう

インターネットに“紙芝居ボランティアとしょくん”と入力すると、楽しい“としょくん”のブログ「窮窮自適日記」が見られます!面白いよ!