山口県萩市「ふるさと紙芝居全国大会」大盛会でした

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 10月13日(土)~14日(日)、山口県萩市で5年ぶりに「第2回ふるさと紙芝居全国大会」が開催されました。”明治維新150年”を記念した節目のイベントには全国から31団体が参加し、個性輝く故郷の〝風とかおり”をいっぱいにして紙芝居を運んでくださいました。
 前日の12日(金)から「子どもの文化研究所」の一座に参加して萩市に入った4名のメンバーは鈴木孝子さんを座長に、”笑顔とともに紙芝居を世界に運ぶのまりん!" こと野間成之さん。国策紙芝居の研究者で、故・右手和子先生に薫陶をうけた実演家・研究所研究員の高瀬あけみさん。そして私、なつかし亭です。第1日目には開会式の後、模範上演をして欲しいと依頼され”下手の模範”を披露しました。
 演目は街頭紙芝居「風流葵日記~夜叉頭巾(第1巻)」です。江戸の隅田川、向島の花見”からはじまるこの紙芝居は敬愛する鷲塚師匠の寄贈作品ではありませんが鷲塚さんとは深いご縁を感じさせる演目です。戦後、所帯を持ち横浜磯子区の通称”電車長屋”から省線(旧国鉄)で毎日、紙芝居上演に向かった所縁の場所、そこは墨田区向島でした。それを知る私にとっては、出来不出来や向き不向きではなくこれ以外に選択肢のない演目でした。また各巻に江戸庶民のヒーロー、一心太助や旗本退屈男・松平長七郎が登場するこの時代劇はある意味で近代への扉を開ける明治維新の原点につながる江戸時代です。不思議なことに出発の前日11日は、故・鷲塚隆さんの祥月ご命日。めぐり、めぐる深いご縁を感じます。
 さて上演の出来はどうでしたでしょうか?いつものように、私の自己採点はキビシイものです。でも同行の3人は演じ手としても人間としても超一流の方々です。温かく、しっかりと見守ってくださいました。鷲塚さんが逝去されて6年ですが、今また紙芝居の世界で”師匠!”とお呼びできるような方々に出会えましたことを感謝しています。
 一日目の会場、萩城址の「萩博物館」。二日目の会場「明倫館」や「木戸孝允記念館」の空は青く澄み、秋空が広がっていました。

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