中央図書館、街頭紙芝居実演。大団円です!

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 企画展示「街頭紙芝居の世界」の”実演!街頭紙芝居”は二日間四回の公演を無事終了しました。お招きくださった中央図書館の皆様、本当にありがとうございます。文字通り正面玄関の前、”図書館の軒下”をお借りして、昔ながらの自転車舞台で中央図書館と横浜市歴史博物館ゆかりの紙芝居を使用し上演ができましたこと感激です。

 1回目は69人、2回目は64人という多くのお客様の中には大学で教鞭をとられる原先生やご家族の親族が著名な街頭紙芝居絵師である西田さんがいらっしゃいました。お声をかけていただき本当にありがとうございます。また偶然ですがお客様の中に30年以上前に音信不通になった後輩を見つけました。当時障害者福祉のボランティアをしていた私、ふと上演中に当時の面影を感じて後で声をかけました。「なつかしい紙芝居だな、と見はじめて引き込まれてしまった」「まさか先輩が演じていたとは思わなかった!」と絶句していました。本当に元気でよかったです。これからも元気でね!

 いつも不思議な出会いを作ってくれるのが”紙芝居”だと実感します。思えば私達の日常も先を見通すことのできない不安の中にあります。「さてこの続きは、どうなるのでありましょうか・・」は、今日を生きて、明日を迎える私達の心象そのものかもしれません。
故・鷲塚師匠は私にご自身の貴重な紙芝居の使用を許して下さいましたが、私の年齢や職業、住所や家族構成など全くお聞きになりませんでした。若い頃から人生の辛酸をなめ、酸いも甘いも噛かみ分けた苦労人は私に関しても、”さてこの続き”の先はすべてお見通しだったのかもしれません。感謝がつのります。

 鷲塚さんの背中が少しだけでも見ることができた二日間でした。私はまた、その背中を自分に重ねながら”半径3メートル”の舞台の幕を開けてまいります。本当にありがとうございます!