街頭紙芝居なつかし亭、の刺繍をお願いしました

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 10月に入っても”暑い夏”が続いています。私も夏以来、暑さ対策もあり”ダボシャツ上下”を街頭紙芝居の制服にしています。シャツの上に”袢纏(はんてん)”を着用することもありますが、鷲塚師匠のように”ハンチィング”の帽子を着用しない代わり、私なりの街頭紙芝居のスタイルを工夫してきました。でもこの暑さ負けて、見た目よりも”クールビズ”が優先、というところでしょうか。

 そのダボシャツに「街頭紙芝居 なつかし亭」の刺繍を、鶴見区豊岡町の「ワークトレーニングハウス」の皆さんにお願いしました。今から6~7年前に、私はある事情で外出と勤務が難しくなった”フミオ君”を同行して、こちらに通所訓練を受けたいと訪問いたしました。結局、通所は実現しませんでしたがその時の温かい対応に励まされその後いくつかの施設を回り、一歩一歩元気を取り戻すことができました。フミオさんは今、母親の介護をしながら自立した暮らしを続けています。

 その後、私も神奈川県青少年センターが主催する「青少年コミュニケーション講座」で紙芝居をツールとした講座の講師として担当する機会がありましたが、フミオ君は、必ず参加して下さいました。いつも指名されると、上手に”紙芝居の上演”をしてくれました。フミオ君と私にとって思い出の鶴見の街は、下町情緒と歴史の街です。私自身、あたたかく、やさしい下町の風をいっぱいに感じました。”ワークトレーニングハウス”の皆さん、本当にありがとうございます。これからこの名前入りシャツで、紙芝居を皆さんにお届けしてまいります!