歴史博物館主催「街頭紙芝居デビュー講座」です

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 歴史博物館が初めて主催する「街頭紙芝居デビュー講座」第2回”紙芝居で伝える”が終了しました。担当講師役の私は、半径3メートルの魅力あふれる紙芝居の宇宙を15枚のスライドで伝え、”コミュニケーションツール”としての紙芝居の演じ方と自身の活動を絵日記風に紹介しました。不十分な内容ですが予定していたイメージはお伝えできました。

 前回の第1回の「街頭紙芝居の歴史」は刈田主任学芸員がわかりやすく、明快に講義してくださいました。第2回担当の私は結局テーマに沿って、講義するというより”マイ・紙芝居”を1時間独演するイメージでお伝えいたしました。受講生の皆さんの心に届いたでしょうか。第3回目は「街頭紙芝居の魅力」をテーマに刈田さんが中心となり三人の講師で9月18日(日)午後の開講です。どうぞ皆様お楽しみに!

 語り足りないこと、伝え残したことが今日もたくさんありました。一番大切なことはなかなか語り伝えにくいものです。故・鷲塚隆師匠が入院中の夏、病院のベットで「今日は食欲もない」「疲れたから帰ってくれ!」と言われたことがありました。亡くなる3か月前のことです。でも私は、その時に不思議なほど落ち込まず、逆に”嬉しかった”記憶があります。家族と同じわがままを言って下さった、と思ったからです。街頭紙芝居は”究極の一人芸”です。横浜最後の紙芝居師の一言は、いつまでも記憶に残ります。今、その時の記憶が私の”ソーシャル・マインド(社会貢献力)”推進の一つになっています。

 大げさかもしれませんが、”世のため人のために”紙芝居を継承し次代へつなぐ街頭紙芝居の歴史の一歩が、ささやかでも今始まっています。刈田さん、皆さんありがとうございます。