21世紀紙芝居学校、今年も開校しました

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 全国に教育紙芝居と街頭紙芝居のディープな情報を発信し、紙芝居の研修・学習と普及のためのネットワーク活動を続ける”神奈川紙芝居文化推進協議会”が開催する21世紀紙芝居学校が、横浜駅西口の「かながわ県民センターホール」で開校しました。今年は特に多くのお客様が参加し、250人規模の会場は満員御礼の大盛況でした。

 今年の紙芝居学校のテーマは「お腹の底から笑わせたい!」。不安な時代の中で、”紙芝居の笑い”の無限の可能性と楽しさを学びました。午前の部は全国から参加した8名の実演者による「実演会・笑いの競演」。午後は関西落語界の人気者”桂文我(かつらぶんが)”師匠をお招きして講演会を開催。その後の第2部では「おやこ寄席」を舞台上に本格的な高座をしつらえて開催です。舞台の前3列には「こども席」を特設。参加者の中には親子連れが目立ちます。

 私は桂文我師匠の講演会の司会を担当させていただきましたが、スタッフの皆さんは献身的に当日までの準備に尽力され心から感謝があふれます。特に、噺家の師匠による「講演会」と「落語の寄席」の同時開催は師匠ご本人もスタッフも想像を超える取り組みが求められます。よくぞ取り組んでくださいました。

 かつて関内駅前の「技能文化会館」開館記念式典で担当者の私は地元の噺家”桂歌丸”師匠に講演会と落語会の開催をお願いし断られた経験があります。和服への着替えや”高座”準備などの物理的な条件に加えて、噺家さんの心理的な負担が大きいことを後日知りました。真金町のご自宅を訪ねたなつかしい記憶を思い出しました。今回はその困難な企画を落語界とは無縁のスタッフの方々が協力して開催にいたりました。素晴らしいことです。

 港北図書館紙芝居の会でいつもご一緒している大森厚さんは”午前の部”のトリを取り素晴らしい紙芝居を見せて下さいましたが、落語にも深い造詣を持つ方で、私の思い出話にも同意してくださいました。本当にご苦労様でした。毎年進化する紙芝居学校はいつも、ひたむきで、進化する情熱にあふれ私の心を揺さぶります。皆様ありがとうございました。
【会場内、撮影禁止のため会場風景をご紹介できませんでした】