8月!「戦後70年・戦争と紙芝居」展の始まりです。

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 戦後の70年間、紙芝居文化の推進役を担ってきた「子どもの文化研究所」が総力を傾注する「戦争と紙芝居」展は8月20日(木)~23日(日)10時~19時、東京JR目白駅前の「子どもの文化研究所」で開催。また展示期間中は、紙芝居の名人上手の方々が当時の国策紙芝居を2本づつ上演します。「義農作兵衛」「櫛」「キンタロウノラッカサンブタイ」等の貴重な国策紙芝居の名作上演を体験できます。

 8月22日(土)の18時からは特別企画「展示と上演と講演会」の夕べです。講師は「紙芝居文化史」の著者で群馬県在住の研究者石山幸弘さん。紙芝居実演は「チョコレートと兵隊」をなつかし亭が担当します。これは戦争中に”群馬県”での実話が紙芝居化されたもの。私も感謝と緊張の中で取り組ませていただきます。

 二年前の秋、神奈川大学で「戦時下大衆メディアとしての紙芝居」公開研究会が開催。その折に、指導した学生さんが上演した演目がこの「チョコレートと兵隊」でした。私の上演作は「空の軍神加藤少将」と「神兵と母」。しかし「チョコレートと兵隊」の斉藤一等兵の明るくけなげな姿が忘れられません。絵は小谷野半二さんで、戦後も紙芝居作家として作品を残しました。先日もその教育紙芝居のひとつ「エメリヤンとたいこ」を横浜市図書館から借りて上演しました。時代を超える紙芝居が、今私達に何を伝えてくれるのでしょうか。暑い暑い夏、上演の機会を作ってくださった「子ども文化研」の皆様に感謝を深めながら、演者の”お役”に全力を尽くします!