企画展「鶴見川流域のくらし」絶賛開催中です

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 1月31日から横浜に春を呼ぶ歴史博物館企画展「鶴見川流域のくらし」が絶賛開催中です。今日は横浜も午後から降雪の予想される悪天候でしたが、私は3回目の展示見学に出向きました。

 東京町田市に源流を発して全長42.5㌔を流れて横浜港にそそぐ一級河川の鶴見川は流域に多くの水害をもたらす”暴れ川”として知られていました。しかし今回の展示はその”厄病神”の恐ろしい鬼の顔の後ろに、やさしく豊饒な母の顔があることをこの展示は教えてくれます。舟の水運があり、祭りがあり素朴な信仰がありました。多くの寺社には人々に親しまれた石造物があり今にも私たちに語りかけてきそうな「狛犬(こまいぬ)」たちがたたずみます。何回見ても飽きることのない明治・大正そして昭和を貫く”暮らしの展示”です。

 ”横浜最後の街頭紙芝居師故・鷲塚隆”さん寄贈の貴重な街頭紙芝居を活用して、それを月に1回の定例上演会で平成の時代に伝える横浜歴史博物館ならではの、横浜市民の歴史を堀りだし・今に活かす渾身の魅力あふれる展示です。ぜひ一人でも多くの市民の皆様に見て欲しい、実感していただきたい”鶴見川流域のくらし”です!