「チボリ兄弟舎」創作紙芝居の名演に酔いました

画像の説明 画像の説明

 宮城県仙台市から毎年横浜市歴史博物館で、お盆の紙芝居公演を続ける「チボリ兄弟舎(けいていしゃ)」のお二人の息の合った紙芝居を久しぶりに楽しみました。この紙芝居は「兄弟」と名乗りますが仲の良いご夫婦の紙芝居コンビです。

 演目はご存知「はなくそハナちゃん」。軽快なリズムに乗ったテンポ良い紙芝居は本当に、完成されたエンターテイメントです。なかなか見せます、聞かせます。「街頭文化祭」の看板がピッタリです。そして東日本大震災の惨禍を受けた地域、”気仙沼”でお仕事にも紙芝居にも頑張るお二人は、地域の希望の星でもありましょう。

 初めての出会いは5年前の「大紙芝居展」でした。故鷲塚師匠との邂逅があり、刈田主任学芸員にお世話になる契機となった横浜の夏。今日もその日と同様に、刈田さんがコーディネイトして下さり紙芝居を拝見することができました。私は5年前とは違った「チボリさん」の魅力を再発見しました。それは「紙芝居は演じ手のひとがらがにじみ出る」という当然の原則の再認識でした。刈田さんもチボリのお二人も人柄の良さと、魅力は、”半径3メートルの宇宙”を超えて客席にあふれ出ました。ありがとうございます。また、どこかでお会いしたいです。私もその時までに、故・鷲塚師匠に託された心に届く紙芝居をもっと、もっと学んで参ります。感謝!感謝!ありがとうございました。