港北図書館で紙芝居上演

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 梅雨の蒸し暑い一日。雨模様で各地で梅雨末期の集中豪雨が心配されています。港北図書館紙芝居は、毎月第三土曜日の15時~図書館児童コーナーで開催しています。偶数月は大森厚さんです。演劇関係の多彩な経験知識と人生経験が醸し出す紙芝居の世界は大人も子どもも楽しめる本格派です。大森さんは「図書館友の会」の推進役のお一人で、皆さんと図書館の活性化にいつも尽力してくださいます。奇数月はなつかし亭の担当です。

 この日の演目は「うづら」と街頭紙芝居です。「うづら」は昭和14年から20年の終戦までの間、全国で演じられた「国策紙芝居」の代表作の一つです。戦後に「子どもの文化研究所」の尽力で復刻されました。裏書の一部に原作とは一部異なる表現がされているもののやさしく強いメッセージ力に変化はありません。素晴らしい作品です。絵を描いた西正世志さんは空襲で命を落としたとお聞きします。来月は終戦記念日の8月。紙芝居史の上からも大変重要な作品です。精一杯演じました。

 お客さまは20数名の親子連れです。中に目立つお客様がいてお声をかけると子育て支援のNPO法人「ポケット」の方々です。その他にも立派な方々がお見えでした。紙芝居の世界の広がりを感じます。ありがとうございました、