初夏の湘南の風、吹き抜けました

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 国道1号線で茅ケ崎市に入ると湘南の風を感じます。松並木が残り旧東海道の街並みが続きます。その国道沿いの大きな施設で”湘南まつり”が開催されました。私は初めて「手作り紙芝居」に挑戦してフリーパフォーマンス部門で参加しました。

 ”けしの実~おしゃかさまのおしえ~”の創作紙芝居は子ども絵本を元に3年前に鹿児島の方々が手書きで作成した大型紙芝居を更に通常の紙芝居にリサイズしたものです。重病の子どもの救命を懇願する母親、その母親に”おしゃかさま”は「一人の死者も出したことのない家族から”白いけしの実”をもらてくるように」と諭します。狂気に駆られて町中を走り回る母親が最後に気が付いた”思い”とは。それをテーマに10枚の紙芝居にして裏書を創作し3年間の熟成を経て、はじめて公開上演しました。絵本から作画した方々や出版社には原稿などすべて郵送して事前に著作権許諾を取りました。

 会場は大きなホールです。定点カメラで紙芝居をアップして画像でも流してくださいました。コーラスや楽器演奏、アイドルユニットの歌と踊り、腹話術、日本舞踊に交じって紙芝居を上演する初めての経験でした。会場内は撮影禁止、周辺の写真も撮影できずに楽屋のモニターテレビの前でのスナップしかありませんでしたが、心の中にはあふれるほどの感謝と思い出が残りました。

 4月8日はお釈迦様の誕生日、”花まつり”でした。天地は喜びに震えて、甘い雨”甘露”を降らせたといいます。子どもにも高齢者にも、厳しく過酷な時代になりました。その中で、故・鷲塚隆師匠の残された紙芝居の世界を受け継ぎ、教育紙芝居・創作紙芝居の世界とともに、やさしくあたたかい紙芝居の宇宙を広げてまいります。喜びをお伝えしていきます。

本当にありがとうございます!