なつかし亭を見る

秋の一日、素晴らしいおはなしの世界に誘われ、素敵な時間を過ごしました。紙芝居上演の機会をいただき胸いっぱいの感謝です。

9月29日、「落語・素話し・紙芝居」イベントが、港北図書館を会場に開催。おはなしの世界が深く大きく広がりました。

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 友の会・おはなしネットワーク主催のこのイベント。コーディネーターの大森先生にお誘いをいただきましたが私以外の方は本当に立派な方ばかり。自信はありませんでしたが「おはなしの世界」がただ深まり、拡がるようにと願いながら精一杯、紙芝居の前座を務めました。上演した演目は教育紙芝居「げたにばける」と街頭紙芝居「風雲流五郎」でした。


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 私以外は素晴らしい演者の方々。でもそれ以上にお客様が最高でした。おはなしの世界が広がり深まることの楽しさうれしさを実感し、本当に共有して下さるみなさんでした。

紙芝居、おはなし、落語の世界が溶け合った言葉の世界、おはなしの世界の醍醐味を堪能しました。


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 かつて「教育紙芝居」の泰斗、まついのりこ先生がおっしゃいました。「紙芝居は発信し、観客へ出て行く世界」。他方、「読書の世界は読み手を引き込む世界」と。

 素読はその読書の世界の延長線上にあると漠然と考えていた私は港北おはなし会の眞鍋登志子さんのストーリテリング「二人姉妹」に魅了され思いを新たにいたしました。ありがとうございました。

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 そして落語の三遊亭円左衛門師匠。寄席の噺家とは一味違う、やさしさとあたたかさ。「品川心中」もほっこりした楽しさにあふれていました。


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 こうした“異業種”を楽しく融合させるのは大森先生を含めた主催者のみなさんの力です。この日の司会進行役の山村さんも大変立派な方です。
 豊富な司書経験と地域社会へのやさしい目線。なつかし亭はこれまで大変お世話になりました。そして会場提供を含めて応援して下さった港北図書館石田館長と松沢さんはじめ関係者の皆さん。ありがとうございました。記録を担当された小林さん、ありがとうございました。私の忘れられない秋の素敵な一日となりました。