なつかし亭を見る

8月25日~26日、「ミュージアム夏祭り」の紙芝居。暑い残暑よりも熱い夏の思い出が心に残る時間です。

特別企画展示「モンゴル~シベリアを歩く」に合わせて大人から子ども達までが楽しめる各種のイベントは、最高のスタッフ・お客様に恵まれました

画像の説明 画像の説明

 夏休み最後の週末の土曜日。市営地下鉄の「日本大通り」駅の3番出口で好感度満点の女性が夏祭りのチラシを配りながら、明るくイベントのご案内です。この方が今回の企画展の担当学芸員の畠山さんとわかり本当にびっくり。すぐお近くには副館長の井上さんもチラシを配りながら夏祭りのご案内です。お二人とも日本を代表する立派な研究者ですが私たち市民へ語りかける言葉・メッセージ力が溢れています。本当に、“カッコイイ!”。最高の関係者・スタッフに触れて私の胸は、最初から熱い思いでいっぱいになりました。

画像の説明 画像の説明

横浜市中区日本大通り「横浜都市発展記念館・ユーラシア文化館」の夏祭りは市営地下鉄駅から0分の会場で開催

 この2日間施設は入館無料で中にはモンゴルの伝統的住居の「蒙古包」(モンゴルゲル)の実物展示のほか、モンゴルの遊牧世界に魅せられた私達日本人の熱い思いにちなむイベントが盛りだくさんでした。

 なつかし亭の紙芝居は両日ともに「馬頭琴 きける!ひける!演奏会」や「モンゴル舞踏フェスタ!」などモンゴルの魅力満載のイベントの前後に「なつかしの街頭紙芝居」として実演いたしました。

 青木係長、吉崎さん、曽根さんや神谷さん達スタッフの方々は大忙しの中で役割を分担し、何役も兼任しながら心を配って下さいました。おかげで紙芝居も楽しく大団円を迎えることができました。本当にありがとうございます!

画像の説明 画像の説明

 この両日4回のなつかし亭の演目は、教育紙芝居「おじいさんと犬」「げたにばける」「わにがめんどりをたべないわけ」。街頭紙芝居は「風雲流五郎」「少年スピード王」「まぼろし探偵長」「黄金バット」「丹下左膳」でした。お客様は各年代にわたりのべ200人の方に見ていただきました。

昭和の時代を駆け抜けた探検家鳥居龍蔵、江上波夫の夢と重なる時代のやさしさ、温かさ

画像の説明 画像の説明

 ユーラシア文化館の企画展示を畠山学芸員がお客様をご案内されていました。貴重な展示品を前にお話を聞いているとモンゴル草原を吹き抜ける風や馬頭琴の調べが体感できるような時間でした。ありがとうございます。

 30年近く前のこと、日本経済新聞に連載された「江上波夫 私の履歴書」を読んだ私は、以来胸熱く江上ファンになりました。連載記事を毎日切り抜いてノートに保存していました。今回の企画展示で青春時代の自分自身に邂逅したような思いを深くしています。

 江上先生の「蒙古包(モンゴルゲル)に旅寝を重ねて」の最後の一節に次の言葉が記されています。
・・・ 草原はわが夢の漂うところ 六十有年 今に漂よう(モンゴルホチルド 1991年)

楽しい夢のような夏のひと時でした。ありがとうございます。うれしい事がもうひとつ。 8月25日の1回目の紙芝居に早くから来て下さった素敵な女性のお客様。お礼を申し上げたら、私のHPをご覧いただき来所して下さったとのこと。本当にありがとうございます。今日まで、ささやかにですが紙芝居を続けて来てよかった!と胸がいっぱいになりました。感謝です!涙と汗が溢れた私の思い出の夏も終わります。