なつかし亭を見る

寿町夏祭り!こんなに大勢のみなさん、本当にありがとう!!

寿町福祉センターの通路が人であふれました




人情あふれる街で、街頭紙芝居も汗と涙に濡れました

 平成23年8月12日(金)、炎天燃えるような暑さの中、寿町の福祉センター広場は翌日夏祭り最終日の盆踊り大会の準備に追われていました。
 前日のコンサートで使用した、大規模な舞台解体作業に多くの人が従事しました。作業の方々は、会場前の「寿福祉センター保育所」に置かれたポリバケツの氷入り麦茶をひしゃくでコップに注いで、「岩塩」をかじって熱中症を予防しながら作業を続けます。暑さに負けない、さわやかな人間の頑張りが人にも街にも溢れます。
 
 この街での「街頭紙芝居」。特にこの夏祭りでの上演に配慮して下さったのは、福祉センター保育所村田由夫園長先生でした。先生は、私に「寿福祉保育センター保育所 紙芝居推進委員」の辞令を6月に下さった方です。そして、この寿町自治会の町内会長を40年以上も務めている方です。

 園長先生は私の上役・上司。でも、こんな立派な上司の部下になったことは、なつかし亭はこれまでありません。ですから、「汗と涙の街頭紙芝居」になった次第です。

左:栗原さん、右:お店の方 山下町の朝日新聞関内販売店



 街頭紙芝居に使用する「自転車」は朝日新聞関内販売店のご厚意で借用いたしました。栗原実行委員の運転する軽トラックで自転車を受け取り、荷台に紙芝居舞台を設置し、なつかし亭の幟を装着して準備完了。出番を待ちました。

満開のねむの木の下で、神輿のスタートが整いました!

村田園長他保育園入口 満開のねむの木の下で夏祭りの準備



 この日のメーンイベント、子ども神輿の巡行が始まりました。メンバーは寿福祉センター保育所と、ことぶき保育園の園児が合同で参加。神輿と手作りの山車を引き保育士と園児が街のメーン通りを練り歩きました。そして巡行終了後に紙芝居を始めました。

暑いけど楽しい やさしく見守る

歩道を埋めるお客様!街頭紙芝居って本当に素晴らしい!


歩道や周辺にゴザを敷いて観客席を作ります。すぐ隣で、ささやかな宴会をされていた方には、丁重に移動のお願いをしました。 なつかし亭は居酒屋でも紙芝居を上演してきました。お隣のテーブルの皆様にお願いしたのですが、それと同様「お―、いいよ」「どこへ移ろうかな~」と快諾。ありがとうございます。

 
 紙芝居の会場設定は完了したのですが、メーンのお客様の子どもたちや保育士の先生は暑さと疲れでへろへろ状態。それも当然です。車の頻繁に行きかう公道を神輿や山車で巡行することの大変さ。そして記録的な炎天下。本当によくわかります。この間、保育所にも残留の子ども達がおり保育士が残って配置されていました。
 村田園長先生はもちろん、南雲主任保育士他のみなさんは大変な負担。本当にご苦労様でした。

 街頭紙芝居は、お客様の様子を見て「なぞなぞクイズ」「少年スピード王」の1巻と2巻の上演に変更しました。みんな、暑くて疲れていたけど本当に楽しかった。地域に支えられ、人に支えられて今あることの幸せを思いました。そして、明日から旧盆。親から子へ、そして孫へ、と人の命のつながりをあらためて思います。

 ありがとうございます。本当に汗と涙に、感謝がこみ上げる夏祭り、寿町の街頭紙芝居でした。