なつかし亭を見る

7月29日(日)の歴史博物館に“横浜最後の街頭紙芝居師”鷲塚隆師匠が登場。「復活!街頭紙芝居」は“夏の日の夢”のような感動の時間でした!

現在、病気療養中の鷲塚師匠は昨年博物館に貴重な昭和の街頭紙芝居235巻を寄贈された方。刈田均主任学芸員の熱意でこの日、ご参加くださいました。


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 療養中の病院から鷲塚さんを送迎されたのは刈田学芸員。この日のためにご家族や主治医のご意見をお聞きしながら取り組んで下さいました。歴史博物館玄関に羽毛田学芸員とご一緒にお出迎えした私は、師匠のお顔を見て胸が熱くなりました。ありがとうございます!

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 会場は下見板張りの路地裏を作り出し、そこに紙芝居舞台付きの自転車をセットした昭和30年代のなつかしい演出。刈田さん達が前日、遅くまで汗を流して下さいました。鷲塚さんも本当に喜んで下さいました。

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 鷲塚師匠の参加された11時からの第1部は、浅草雑芸団代表の上島敏昭先生や、出版美術研究者の三谷薫先生など錚々たる方々が鷲塚師匠のトークや街頭紙芝居批評を楽しんで下さいました。

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 私の街頭紙芝居の上演に「最後のセリフはもっとお客様を引き付けて」「お客様の受け止め方に応じて演じ手は、表現やパワーを調整して」と貴重なアドバイス。

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 街角から街角へ、日々休むことなく半径3メートルの子どもや大人達にやさしく温かいメッセージを送り続けた街頭紙芝居。演じ手の人生や思いが溢れるような紙芝居を目指して、私もまた鷲塚師匠の背中を追い続けます。本当に、本当にありがとうございました。

 この日、大切な出会いがありました。東北の仙台で「大衆紙芝居ネットワーク」の活動を続ける和田 佳さん、のんきや あややさんのお二人。刈田さんや私の旧知のすずき佳子さんのご友人です。大きな痛手を受けた故郷や友人知人に紙芝居を通して支援することを願う、お二人の思いには心打たれました。これからもどうぞよろしく。本当に、それぞれの思いのあふれる夏の日の夢のような心にしみる時間でした。ありがとうございます。本当に!

夏のイベントは歴史博物館で親子、世代を超えてお楽しみ!!ぜひ、おいで下さい!


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 歴史博物館のやさしく温かい接遇ときめ細かい対応は多くのスタッフさんやボランティアの皆さんに支えらています。とにかく好感度抜群、満足度100%の方々。ご利用の際には「楽しかったよ」「ありがとう!」と利用者の皆様からお声をかけて下さいね。

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 横浜唯一の歴史博物館は教育・専門施設であるとともに世代を超えた交流施設・レクリエーション施設の役割もあるのです。私達みんなで横浜歴史博物館を大切に育てていきましょう。頑張れ!横浜歴博!

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 素晴らしい“行動力”と“記録力”も歴博の魅力です。これまでの展示や紙芝居の複製制作活動を支えて下さった吉川さん。本当にありがとうございます。いつもいつも、感謝です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。