6月29日の巡業記事

6月29日(土)、梅雨の晴れ間に「歴史博物館街頭紙芝居」大盛況でした! ありがとうございました

歴史博物館はいつもお客様の笑顔があふれます。街頭紙芝居自転車の周囲もいっぱいのお客さまでした。

 故鷲塚師匠の寄贈された資料を活用した「街頭紙芝居」の月末土曜日定例会(「ラストサタデイ紙芝居」)は、多くの親子連れや高齢者の方々に見ていただきました。

 特にこの日は、鷲塚さんが寄贈された自転車と紙芝居舞台のレプリカが刈田均主任学芸員の努力で完成して初めてのお披露目です。使い心地も雰囲気も本物と全く遜色ありません。ありがとうございます。

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 公演は午後3回。12時、13時30分、15時と3人の演者が出演しました。なつかし亭の他は“あややさん””和田さん”のお二人です。いづれも街頭紙芝居が大好きで、冒険活劇、漫画、クイズ、そしてチャンバラ時代劇の各演目を力いっぱい演じました。

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なつかし亭の演目は「天馬の怒り」第5~6巻と「丹下左膳(第5巻)」です。

 他のお二人は「まぼろし探偵長」「月光仮面・赤外流星人」や新作の街頭紙芝居を演じました。いづれもおもしろかったです。

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 「天馬の怒り」は主題に「新かぐや姫」と付記されていて文字通り、“痛快時代劇ロマンスペシャル”といった雰囲気です。大悪人や恐ろしい怪龍が登場し主人公を脅かすという血沸き肉躍る、紙芝居です。

 なつかし亭も初めて演じた演目でしたが、読みながらわくわくドキドキ、本当に楽しく勉強させていただきました。いつもながら、歴史博物館の皆様ありがとうございました。

 中沢さん、卓クン。カチ係長、そして吉川さん。ありがとうございます。また次回、7月末の土曜日の午後にお伺いいたします。

街頭紙芝居の当代の第一人者、梅田佳声先生を観客席に発見!うわー、びっくりです。

 本当にハプニング、びっくり仰天です。梅田佳声先生はつい先日、6月2日に「お江戸日本橋亭」で東西えりすぐり街頭紙芝居大会を「子ども文化研究所」とご一緒に開催し、東西の精鋭紙芝居師をお招きして立ち見客の出る大盛況を実現された方。本当に恐縮し、私も先生の視線の中で緊張して紙芝居を上演いたしました。

 控室での先生のお話しにも感激し納得いたしました。「私は50年間街頭紙芝居を研究してきました」「紙芝居は3人の声が使い分ければできる(?)」と思うかもしれませんが、でも簡単なようで決して簡単ではないのですよ、と。

 街頭紙芝居が昭和5年に登場して今年で83年。完全絶滅した街頭紙芝居ですが今、また再生の新しい風を感じます。でも一瞬の賛辞や評価に見失うことのない街頭紙芝居の伝えたいもの。それは時代が求め、先輩達が私達演じ手に託している思い出はないか、と気が付きました。先生、いつまでもお元気で。そして私達のつたない紙芝居を見守って下さい!

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私がお世話になっている紙芝居文化推進協の保土田さん他のみなさんも見に来て下さいました。申し訳ありません。本当にありがとうございます。これからも、もっと精進してまいります!